FC2ブログ
『道明寺奥の院・龍泉庵』2周年記念
第二弾は、『春のつくしんぼ』のつくしんぼ様からのお話になります。
恐らく『春のつくしんぼ』様のお話、読まれるんはお初な方もいらっしゃる?と思います。
何故なら、『ランキング』(ブログ村、FCブログ他)の類いには普段から参加されてません。

ので、此方のお話は以前のシリーズ『4人と1人のお話』の特別編になります。
現在は『ハブとマングース』シリーズ、シュールなつかつくを連載されてます。
シュールなつかつくの、切り口が面白いのです。
つくしんぼさんの、HNは以前『ブログ村』でも同じ名前の方が居たと思いますが。
全くの別の方です。

そう言えば、つくしんぼさんどうなさったんか心配やなあ。
新進気鋭の作家さんですが、パワフルさが伝わって来るお話であります。
では、どうぞ。







F4との強制ルームシェアにも
なんだかんだと馴染み
5人で食卓を囲むのが当たり前に
なった御飯時

あきらがつくしへ素朴な疑問をぶつけた

「牧野ってさ、金持ちになりてーとか
思わないのか?」

「えー金持ちって性格悪いからなぁ…あ、椿お姉さん以外ね」

「「「「………」」」」


「な、なに?何でそんなこと聞くの?」

4人から何とも言えない目で見られ、ようやく
こいつらもそうだったと思い出すつくし

「いや、お前家が貧しいって言ってたからよ」

「貧しい……せめて貧乏にしてくれる?貧しいはなんか悲しい気持ちになるわ。んー金持ちになるよりは毎月安定したお金が貰える資格が欲しい」

「うわ、頭硬ぇなお前……」

「堅実と言ってくれる西門さん。だってそうでしょ?お金あっても使う手段間違えたらあんたらみたいな子供になるのよ!?考えただけでゾッとする」

「さっきからちょくちょく俺らを傷つけるよね」

「俺らみてぇなガキの何が悪い!!」

司の言葉につくしは遠い目をしながら言う

「あんたら知ってる?自分が親に迷惑かけた3倍返しで自分の子にやられるって言うのよ。あんたらの3倍って考えただけで恐ろしいわよ」

「俺の子はずっと寝てるってこと?」

「いや、それはただ、親に似ただけでしょ……つか、それで良いのか花沢類」

「あきらの対象年齢の3倍ってもはや熟女のレベルじゃねぇぞ」

「お前のマザコン趣味も理解出来ねぇのに」

「ふざけんな!!子供にはそんな事させるか!!つか俺はマザコンじゃねぇ!!」

「西門さんも人の事言えないでしょー。道明寺なんかしっかりした真面目な人捕まえないと子供が可哀想よ」

「俺は?牧野」

「花沢類は……大、丈夫なんじゃない……?
とにかく、あたしはねお金は最低限生活に困らない程度あったら良いの!!家族仲良く暮らせるのが一番よ!」

そう言うとつくしは食器を片付けに
キッチンへ向かう

「なんか、いまいち府に落ちねぇけど」

「3倍返しが気になる……ガキ作らなきゃ良いのか!!」

「出来るの?総二郎とあきらなら既に居そうだよね」

「「やめろ」」

「ほらほら、あんたたち手伝って」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

つくしがお風呂へ行くと

司がこんなことを言い出した

「牧野、ありゃ俺に惚れたな」

あきら、総二郎、類は一斉に司を見る

「誰か今の言葉通訳して」

類に言われて二人は無理だと言うように首を振る

「つ、司?どうしてそう思った?」

「あきら、お前牧野の話聞いてたか?」

三人は記憶を手繰り寄せるが全くヒントが
見つからない

「しょうがねぇなあ。俺の子供の心配したり、結婚相手の心配したり……しかも、しっかりしたマジメな人ってあいつ自分の事だろ?ったくまいったな」

照れる司を見ながら

「俺はお前の考えが解らねぇ……」

総二郎が呟く

「司が牧野を好きなんじゃないの?」

「「ドストレートだな!!おいっ!」」

「あ?類、なんで俺があんなビンボ臭い女好きになるんだよ。お前ちゃんと話聞いてたか?」

「俺は司の耳が聞こえてるかの方が心配だよ」

「類の気持ちが解る。解るけどやめろ!!」

あきらが止めに入る

「てかよ、あいつ俺ら金持ちは性格悪いって言ってたじゃねぇかよ」

総二郎が言うと司は得意気に笑う

「俺の姉ちゃん以外って言ってたろ?姉ちゃんが大丈夫ならもちろん俺も大丈夫だろうが」

「「oh!!ポジティブっっ!!!」」

「……俺なんか怖くなってきた」

「まぁ、俺は全然眼中にねえけどな!」

「そしたら、牧野に彼氏がいたらどうすんの?」

「あ?」

「る、類?何言ってるんだ?」

「牧野、今日、男と電話してたよ。また会いに行くねって」

司の顔色がどんどん変わっていく

「あの女………あ、そうか。きっと俺に直接言えねぇから電話で喋ってるふりしてんだよ」


「……お前まじか」

「嘘だと言ってくれ司」

「ねぇ、怖い話依頼されたわけじゃないよね?」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

お風呂を上がったつくしの元へ

F3がやって来た

「牧野、悪いことは言わねぇ!付き合ってる男がいるなら今すぐ別れろ!!」

「は?」

「牧野、人の人生壊したくないでしょ?」

「え?な、何……」

「人殺しの片棒も担ぎたくないよな?」

「ひ、人殺し?!あんたら一体何やったのよ!!」


「「「まだなにもしてない!!」」」

3人の鬼気迫る表情につくしも引き気味だ

「一体なんなのよ……」



「あたし、アイツの事好きじゃないけど」

「知ってる」

「フリで良いんだ!!司が飽きるまで」

「はぁ?!そんな事したら余計にややこしくなるじゃない!!」

「そんときは牧野、司とヤってやれ」

「殺すぞ西門」

「す、すまん」

「とにかくだ!!!夢を見させてやれば良いんだ!」

つくしがあきらを見ながら夢ってどんな?と
聞くと

「裸エプロン、お帰りなさいあなた、お風呂にする?ご飯にする?それともあたし?が一般的らしいよ」

「花沢類、それは夢じゃない」

類は面白そうなのにと言う

「あたしは面白くない」

「見せて減るもんじゃねーだろ。元からネーんだからよ」

「殺す、西門殺す」

「わー!!やめろ牧野!!総二郎も謝れ!!」

暴れだそうとするつくしをあきらが
後ろから押さえる

「とりあえず、エプロンでお帰りくらいでいいんじゃない?」

類の一言につくしがまぁそれくらいならと
言ったことで、作戦は次の日から決行された



「お、おかえりー道明寺?」

つくしは精一杯笑って司を出迎える

「お、おう。相変わらず変な顔だなお前」

殴っていい?ねぇ?

つくしの目に気づいた2人が必死に首を横に振る

「あは、あははは………」

「何かお前今日おかしくね?」

「司ー!牧野はいつもおかしいだろ?」

つくしは晩御飯の豚汁に七味を大量投入する

「そうそう。あんな変な女は中々いねぇよ」

無意識に塩コショウをぶちこんだ

「何なんだよお前らも……何かおかしくねぇか?」

疑いの眼差しを向ける司に3人が言葉につまる

「まぁいいや。牧野、お前マイホームとか憧れるか?」

「「マイホームっ!?」」

「それはあれですか……35年ローンとかで買うあのお家?」

「はぁ?一括に決まってんだろ」

「………いや、あたしは狭いアパートで充分」

「そしたらやっぱり建てるしかねぇな」

「落ち着け‼️お前の妄想落ち着け‼️」

「何いってんだあきら。落ち着くのはお前だろ」

「いや、そりゃそうなんだが!!なんだよ家って!」

「牧野?お前鍋に何入れて………俺、晩御飯いらない」

「食べなさい。食べないと無理やり口に突っ込むわよ」

「ほら、"夫婦"が快適に暮らす必要があるだろ」

「ふーふー。いやーあっついあっつい」

つくしは苦し紛れに
鍋に向かって息を吹き掛ける

「お前バカか?そっちじゃねぇよ‼️その、つまりだな一緒に暮らすんだよ。結婚すんだからよ」

顔を真っ赤にする司を見てあきらと総二郎は
真っ青になっていく


「結婚!?道明寺。いい人いたのね?心からお祝いするわ」
「はぁ?!お前だよお前。この俺様が妻にしてやるって言うんだから有り難く思えよな!!!」



「俺もう見てられない……寝る」

「逃げるな類!!!ずるいぞ!」


「ったく、照れてんじゃねぇよ……ケッコンの知識もねぇのかよ」

「あんたはまず、誰かと一般常識を学んでこいっ!!」

「何だと?!しつれーなオンナだなてめぇはよ!!」


「司、あきら、総二郎これ飲みなよ」

類は3人の前にお椀を置く

「なんだこりゃ」

「牧野が作った豚汁。冷静になれるよ」

類がにっこり笑って3人にススメる

一口食べた瞬間、3人が苦しんだのは
言うまでもない。

「「「み、みず………っっ」」」

つくしは意地で平然と食べた


まさかの後半に、続き・・・・ます。


ランキングに参加しています。
良かったら、ポチッとお願い致します。


にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村








人気ブログランキング
スポンサーサイト
「ねぇ、ここに来たのっていつだったっけ。」

「おまえが年長の時じゃね。」

「家族旅行だったはずなのに、司もいたんだよね。なんでだろ?」

「なっ、おまえ覚えてねーの?つくしが俺と一緒じゃないと行かないってゴネたんだろ。」

「そうだったっけ?」


✳︎✳︎✳︎


「つかさぁ〜、うみいこうっ!」
>
「しゃーねーなー。きがえていくぞ。」

「やったぁ〜!!ママ、みずぎどこ?」

料理人の牧野の家族旅行に一緒に行く事になったオレ。
つくしがどうしてもオレと一緒じゃなきゃ嫌…って言うから仕方なくだぜ。


ホテルに着くなり、海に行きたいと言うので付き合ってやることにした。
さすがに、オレは1年生、つくしは幼稚園年長だから2人だけは無理なので、オレのSPに付き添わせた。


砂浜を見るなり走り出したつくし。

「つかさ〜、はやくはやく。」

「そんなにはしったらコケるぞっ。」

「だいじょうぶだ・・・わわっ。」

やっぱりコケたじゃねーかよ。

「だいじょぶか・・・ぷっ。」

どうやってコケたらそうなるのか、顔中砂まみれだ。

「わらわないでよっ!」

「ほら、すなとってやるからめぇつぶれ。」

手で顔を払ってやる。

「かおあらうか?」

「いい。うみにはいるから。」


海に入るって言ったのに、波打ち際で座ってるだけ。

「つくし、こわいのか?」

「だって、かおがぬれるのいやだもん。」

「うきわとってこいよ。オレがひっぱってやる。それならこわくないだろ。」

「うんっ。」

浮き輪に入ったつくしと一緒に波に揺られながら遊ぶ。

「つかさおよげるなんてすごいね〜!」

「これぐらいあたりまえだよ。たのしいか?」

「うん。ありがとう、つかさ。」


しばらく海で遊んで、今度は砂浜でトンネルを作ったりしてると、つくしの母親が迎えに来た。

「楽しかった?2人とも砂まみれね。シャワー浴びて夕飯にしましょう。」


次の日は、観光だと言って水族館に行ったり、首里城っていう赤い建物に行ったりした。
最後の日は、またつくしと海で遊び、夕方の飛行機で東京に帰った。


✳︎✳︎✳︎


俺が中3の時に、つくしと付き合うようになってから2年。
記念って訳じゃないが、夏休みに2人で思い出の海に旅行にきた。


「ねぇ、司。背中に日焼け止め塗ってくれる?」

「ああ。ちょっと貸せ。」

日焼け止めを塗ってやると、白い肌にちょっとムラムラしてくる。
つくしの水着は、花柄の紺色のタンキニ。
胸元がフリルになってて、つくしの小さい胸を上手く隠してる。
あっ、まだ見たり触ったことはねーぞ。 ムラムラしてるのを悟られないように、早めに終わらす。

「司も塗ってあげようか?」

「頼む。」

つくしが小さい手で日焼け止めを塗ってくれるのがくすぐったくてたまんねー。
それを知ってか、つくしが脇腹をこそばしてくる。

「バッ、やめろって!」

「ふふふっ。司、脇腹苦手なんだ。」

「くそっ、反撃するぞっ!」

俺の声にピタッと止まったつくし…俺よりも脇腹苦手なんだよな。

「ごめん…ね。」

可愛い顔して上目遣いで謝ってくる。
この顔に弱いんだよな、俺。
チュッとキスをして、つくしの手を引いて立ち上がる。

「泳ごうぜ。」

「うんっ。」

つくしを浮き輪に入れて、沖まで引っ張っていく。

「ホント司は何でも出来るんだよね〜。」

「おまえは鈍臭いからな。」

「そんな事ないもん!泳ぐのは苦手なだけ。。」

拗ねるつくしが可愛くってつい揶揄っちまうんだよな。


しばらく海で泳いで、今度は砂浜でトンネルを掘り出すつくし。
ほんとこいつは子供の頃から変わんねーな。
「つかさぁ〜、来てっ!!」


パラソルの下で本を読んでいた俺はつくしに呼ばれて、つくしのところまで行く。

「なんだ?」

「ほら見て見て、夕日。もうすぐ沈みそうだよ!」

「ああ。」

「綺麗だね〜。」

そう言って、夕日を眺めているつくしの方が綺麗だと思った。

「つくし…。」
「ん?」

俺を見上げるつくしが堪らなく可愛くて、いつもより少し深く長くキスをした。
いつのまにか日が沈み、あたりは薄暗くなり始めていた。
ぎゅっと抱きしめると、つくしも抱きしめ返してくれる。


「そろそろ部屋に帰るか。」

「そうだね。」

手を繋いで、ホテルの部屋まで帰る。
シャワーを浴び、服を着替えて夕飯を食べる。

夕飯の後は、散歩に行きたいと言うつくしに付き合って、海岸沿いを散歩する。
散歩しながら、色んなことを早口で話すつくし。


ああ、緊張してるのか…。


「なあ、つくし。緊張してるのか?」

「えっ、なっ、なんで…。」

「今からのこと。」

「・・・・・」

「おまえが嫌なら、しないぞ。」

「イヤじゃないんだけど…まだ怖くって。。」

「ちゃんと待てるから心配するな。」

「うん、ありがと。」

部屋に戻り、つくしの後にシャワーを浴びて出てくると、ソファの上でつくしが固まっている。

「つくし?」


「ねぇ、一緒に寝ていい?」

「構わねーけど、おまえ無理するなよ。」

「うん。大丈夫。」

一緒にベッドに横になる。
不安そうにしてるから手を繋いでやると、つくしは直ぐにすうーっと眠りに入る。
おでこにチュッとキスをして、俺も眠りに入った・・・・・はずだったんだが、寝ているつくしが無意識なのか俺に抱きついて来たりして、結局眠れぬ夜を過ごせハメになった。。

--------------

お一方目は、『take it easy』のくるみぼたん様でございます。

最初、拝読した時の衝撃は忘れられません。
可愛くて❤、キュンキュンなつかつくが。
チビつかつくには、ウチも胸がズッキューンでした(笑)。
二人がラブラブで、つくしが可愛くて萌えとります←司ファンやけど、つくしが可愛いんです。

まさか、『ウチの読んでましたよ』のお言葉には顔面😨。
イヤかなり下手過ぎな話で、頭抱えました。

くるみぼたん様のお話は、皆好きですが。
特に『promise』シリーズ、お勧めです。
可愛い二人を有難うございました。
来年も書いて頂ける様に、更新を頑張らねば。

明日は、第2弾を送らせて頂きますね。

ランキングに参加しています。
コメント等有りましたら、お寄せ下さいまし。
責任を持ちまして、お伝えさせて頂きます。
宜しくお願い致します。


良かったら、ポチッとお願い致します!


にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村







人気ブログランキング
2018.08.19 堕落な日々
気付いたら自分は何時も、一人ぼっちだった。
昨日も今日も、一昨年も喧嘩ばかりの虚しき日々。
金も地位も容姿も、全てを兼ね備えている。
号令すれば、老若男女から権力者も全ては思うままの自分の力。
指を鳴らせば、世界も宇宙も我が手にある。
でも本当に大切な物が、手に入らない。
自分を只の一人として、男として見ない。
男としては見る・・バックの強い男を欲するハイエナと言う名前の女狐が。
顔を剥がせば、般若よりも更に醜いヘドロだろう。
こんな女達に媚び売られ、もうウンザリしていた。

道明寺邸なる、広大な敷地で贋作の宝物を破壊しつくした御曹司の司。
ある時、見兼ねた使用人頭のタマが『流れ星に願い事をすると、叶いますよ』と受け売り文句を出して来た。
舌打ちしながらも、踵を潰しながら歩き回る司。
月明かりの光る螺旋階段を、手刷りに肘を付きながら口笛を吹いている。
空からは高速の光が、頭上を横切る。
『流れ星』なる物である。
『もし本当に願いつうのが、叶うならオレに運命の女を与えてくれ。そいつだけを、ずっと愛したいんだ』
本当に叶うかは、信じてなかった。
司の心は永久凍土の様に閉ざされ、凍り付いていた。


『あたしは普通の高校時代を、送りたいの』と願う凡庸なよくいる高校生。

お下げの三つ編みで、小柄だが大きな瞳の少女。
誰とでも挨拶をしながら、ニコニコ笑う。
その笑顔を高級車から、伺って見ている。
「司様の目にも映りましたか?彼女はとても、温かみの有る女性ですよね」
家庭教師のマーガレットが、ルーペ様式の眼鏡で少女を観察していた。
真っ直ぐに伸びた手足は、生ける人魚の如く愛くるしい笑みで。
その瞬間、司は全身が電気ショックを受けた様に少女を欲していた。
『この女こそ、運命の女だ。オレが心から欲してたくなる』

赤札の名前の元に、女を手に入れて長い年月の後。

つくしの顔に、此れでもかとキスを降らせまくる。
もうお腹一杯なキスに、ウンザリながらも形の良い胸に触れる。
「つくしだけが、オレを狂わせるんだ」
唇が耳を甘く咬みながら、卑猥音で辱しめる。
「つ・・・か・・・さっ。あたしも・・・狂わせるの・・あんただけ・・だよっ」

雷鳴が響きながら、やがて空からは大粒の雨が地上を濡らし出す。
司はつくしの全身を抱えながら、角度を変えてキスをする。
「「つくし(あんた)は、オレ(あたし)の物」」
二人は今日も、先の見えない地獄に堕ちていく。


にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村






人気ブログランキング






拍手記念で、『涙色』様に捧げたお話です。
今、学業がかなり多忙らしくて更新が止まってるんですよね。
続きも気になりますが、センスが素晴らしいんですよね。
悠香も見習いたいであります。


ギロりと司が睨み付け、一度に介すると蜘蛛の子散らす様に周りは白々しく去ってしまった。
そんな会場の雰囲気を平然と通り過ぎて、苦味の表情な友人達に歩み寄って来る。
「来ていたのか?」
「又、派手にやらかしたな司は」
毎回のルーティンではないが、『F4』と呼ばれる彼らの場合は何かしらと話題になる。
「興味もねえ、女なんざ押し付けられる身にもなりやがれ。気色悪つうか、虫酸が走んな」
「そうよねえ、あたしもエライ目に会わされたもの」
「滋は、未だマシじゃねーの?裸でホテルを追い出された女もいたんだからなあ」
「あれは笑えたけどな」
彼らの中でも、司は全てが際立った極上のハイスペックな男である。
世界有数の『道明寺HD』御曹司と聞けば、泣く子も黙るセレブの中のセレブ。
彼と近付きたい女性は、世界中に唸る程居る。
彼を陥落せしめれば、全ての富と名誉を手に入れるのだ。
「冗談じゃないわよ。あたしだって、今思えば懲り懲りよ」
「あたくしなんか、お前よりプロ彼女が良いの一言ですよ」
滋は『大河原財閥の一人娘』、桜子は『明治維新の功労者で7卿の子孫』と際立った優秀な血縁の持ち主。
サラブレッドクラスの血縁と縁組みしたい、人間は沢山居る。
司の肉親がかつては、そうだった。

しかし結果を出す様になってから、司の人格は壊れて行くばかりで。
やがて手段を選ばない手法は、『ビジネス界のターミネーター』『道明寺クラッシャー』と失笑されていった。
その司が先日、パーティー会場で騒動を起こしたのだ。
事もあろうに、犬猿の仲である『マーガレット夫人』だ。
司には案件絡みとの、渡りを付けさせる為に参加させたが。
大型プロジェクトを発動させ、『道明寺HD』と『バーネットフィナンシャル』とタッグを組ませた。
その仲立ちをしたのが、今回の主催者であった『大使夫妻』であり。
条件は一人娘の『絢』を、妻にする事だった。
が、司はそれを介すどころか蹴ったのだから。
「あたしだって、無理だったのよ。有り得ないよ」
容姿も悪く無い滋も袖にされたのだ。
「大使なんて、プライドの固まりでしかないでしょ」
「司も随分舐められたもんだな。って、司はどうした?」




つくしは既に何度受け入れさせられたのか、もう数える事もバカらしくなった。
「もう・・・ダ・・・メ」
同じセリフを何度吐かされたか、それでも先が見えなくて只受け入れさせられる。
『あたしが受け入れるのって、義務なの?』
愛の営みは義務なのか、だとすれば何と虚しい行為なんだろうか。
あたしの気持ちは、何処に有るの?
つくしの耳は甘噛みされながら、悪魔の囁きに背筋をゾクゾクさせる。
愛液が又ジワジワと、溢れ出すばかりだった。



今日も読みに来て頂きまして、有難うございました。
何かしらの更新を出来たら、と読書をしながら妄想を繰り返しています。

日々が修行ですが、少しでも文面が向上出来ればと思います。


ランキングに参加しています。
良かったら、ポチッとお願い致します。
更新の励みとなります。




にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村






人気ブログランキング



































司を初めて見た場所はマーガレットと、激しく言い争っている最悪なシーンだった。
つくしはスミス会長夫妻に挨拶をし、その後に司達とは会う事がなかったのだ。
会長夫妻と、学生時代の友人『大河原滋』後輩の『三条桜子』とでメープルを去った。
滋が御贔屓のレストランを貸し切り、ホームパーティー形式で仕切り直しで交流を楽しんだのだった。

その司と再会したのは、『経済団体主宰』パーティーの手伝い要員としてつくしが参加した時である。
パーティーのマナーや、マニュアルを勉強したいのと大使館の知り合いから『食事食べ放題で良いいから、通訳を頼めないか?』と言う事で。
今回は滋や桜子だけでなく、大学時代からの友人で偉大?な先輩の『F3』も参加する事になった。
『花沢類』(花沢物産・専務)『西門総二郎』(茶道表千家・西門流次期家元)『美作あきら』(美作商事・業務部長取締役)、つくしの大学時代の友人達であり親友でもある。
彼らも参加するとあり、つくしは心強さを覚えた。

パーティー当日のつくしは、地味なスーツ姿で挨拶やら大使館関係者と客人の仲に立ち通訳やら様々な雑用をこなしたりしていた。
滋と桜子が、『F3』と一緒にやって来て久々の再会を喜んだつくしである。
「先輩、お久しぶりです」
「牧野、相変わらず地味過ぎ」
「「事務おばさんみたいだぞ」」
言いたい放題の仲間達だが、あくまでも今日のつくしは裏方参加なのだ。
「うるさいなっ。本当に皆、御曹司とは思えないんだから・・・」
「でも牧野は仕事熱心だから、参加者は楽しめるんだよ」
「お客様がスタッフと話する訳・・・」
「いいんだ、オレ達は喋りたいんだから」
類の絶妙なフォローに、お祭りコンビは口笛を吹く。
「ホンマ、類は付き合うてへんの?」
「あら?西門さん、関西弁て・・・」
つくしは初めて聞く、総二郎の意外な一面に驚く。
「さっきまで、京都のお偉方と茶会に出てたからな。せやけど、此っちがホンマや」
久々の旧交を温める機会に恵まれ、つくしはパーティー特有の緊張感から解放された感じだが

「ねぇ、今日って司来るんだよね?」
スイーツを頬張りながら、滋は口を動かす。
因みにその前、『スイーツバイキング』にも参加している。
その『F3』から『自分達の仲間には、もう一人居る』と聞かされたのだ。
「牧野と入れ違いで、英徳を出たんだ」と、類から話を聞かされていた時だ。
パーティー会場には、マスコミやメディア関係者も多数来場していた事もあり。
あちこちから、カメラやスマホのフラッシュやらパシャパシャ撮影音が響いていた。
本日のVIPが、到着したようである。
運転席以外のドアが、一斉に開きVIPをガードする様にガタイの良いSPが周囲を囲む。
パーティーの主催者の大使夫妻と、その身内らしい小綺麗なモデル女性が彼を出迎えていた。
「此れは此れは、道明寺様。よくぞ、お越し下さいました。歓迎致します」
「司君、娘を紹介・・・」
と、言い出すや司の視線が冷たくなり、申し出を冴えぎる。
「遅くなってしまって、申し訳ない。が、くれぐれもお構いは無用だ」
「娘の絢を宜しく・・・」
主催者が娘に挨拶させようとした時である。
「せっかくですが、娘さんはお断りさせて頂きたい」
「司様?」
「馴れ馴れしく、触んなブス」
絢の顔は引き釣り、主催者は激怒して娘を連れ会場の奥に下がってしまったのだった。
「「バカだよなあ、女嫌いな司に紹介するなっつーの」」
あきらと類が、グラスで乾杯をしている。
「やっちゃったねえ」
滋はひたすらスイーツを、頬張るのだった。
「滋さんの血糖値を疑いますわ」
桜子はパーティーよりも、滋に呆れるだけだった。
つくしは裏方の仕事に戻っていたので、司の来場に気付いたのはそれから暫くしてからだった。


「ん・・・ング・・・ンッ・・・ンッ」
「噛むな・・・味わわせて・・・ッ・・・くし。上手くな・・・ッ」
ペニスが拡張する度、つくしが吐きそうになるのに首周りを抑え込む。
青臭い白い飲み物に、小さい口と顎でご奉仕するつくし。
「キョトキョト・・・しやがる・・ハッ・・仕置きだ」
と言ってるが、仕置きされるのは自分なのかもしれない。


つくしを知ってから、司は麻薬に手を出した中毒患者、『ミイラ取りがミイラ』になっていく。
「オレは絶対に手放さねーからな」
極上の男に愛を囁かれても、つくしは意識を飛ばしてでも拒絶しようとする。
拒絶する気が有る訳ではないのに、何故か素直になれない。


今日も来場、有難うございます。
うっかり寝落ちし、アップが遅くなってしまいました。
明日も更新頑張ります。
2周年迄、もう少し。



ランキングに参加しています。
良かったら、ポチッとお願い致します。
更新の励みになります。



にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村






人気ブログランキング
































自分が来ていても、無関心で寧ろそれに違和感でもあったのだが。
そんなつくしと、知り合ったのは友人を介してだった。
幼なじみと食事やら、飲み会を通じて話す機会が出来てからだ。