『優紀さん、帰国の目処が付いたのよ』
『卒業出来たんですか?』
『元々優秀な方みたいね。少なくとも、ウチのバカな弟よりは←』
其れは比較しないで、と激しく思ったつくしである。
『襲名披露の茶会が、近々あるみたいなのよ』
椿によると次期家元と呼ばれている、西門総二郎は千代田の城で缶詰となっているのだが。
近日中に皇居で、茶会を催すらしいのだ。
其の出来で、家元に昇格するかを計るそうである。
つくしは参加が出来ないが、義母の楓は元華族の家柄で『常○会』にも名前を連ねている。
其のつてで、義姉の椿と優紀は裏方として参加する事になったのだ。
英徳や永林の『清和会』が、表立つ事は今回禁じられている。
『西門流は表千家の一番弟子みたいなもんだから』
『其れで優紀が帰国するんですね』
つくしはスマホを握り締めながら、涙声になっていた。
『優紀ちゃん、つくしちゃんが見たら驚くわよ』
『椿義姉さんの、言葉でも十分です。優紀・・』
『つくしちゃんたら、道明寺の当主夫人なんだからさ。あんまり、泣いちゃ駄目よ』
『は・・・はい。此の事は・・・』
『滋さんや桜子さんには、あきらから伝わった筈よ。あきらの家からも、夢子さんが参加するから』
美作家と花沢家からも当主夫人が参加する事に、つくしは嫁いだ家のスケールに驚くばかりであった。
『桜子と滋さんも参加するんですよね』
『あの二人は歓談パーティーに参加すると思うわ。茶会終了した後に、メープルへ場所を移してパーティーを催すみたいなのよ。類もなのはちゃんを披露するみたいだし』
『なのはちゃん?』
『あら、知らない?類ったら、極秘入籍したのね』
てっきりつくしは知っている、と思った椿である。
『御義姉様、それは』
『ま・・・まあ、それはね。類本人から会った時に・・じゃあ』
『ち・・ちょっと、御義姉様』
通話口からは、虚しく響く切れた音。
「類に聞かなきゃあ・・・」
そんな事は露とも知らない花沢類は、なのはと幸せな雰囲気で帰国に就いているのだろう。


萱の外扱いをされた、次期総帥夫人は頭から湯気を噴出するばかりだった。
『してたって、可笑しくなかろーよ』
司のボヤキが、聞こえてくる様でもあった。

未だ優紀が出て来なくて、スミマセン。
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ハイ、紫木蓮様の『なのはちゃん』設定は変わってますがお借りしました。
許可は頂いてますので、宜しくお願い致します。


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お待たせ致しました。
総優やっと、稼働致します。
薄墨の雨から、数年後のお話になります。
優紀は28歳になってます。
つくしから、話はスタートします。
総優につき、つかつく以外読めないと言う方はスルーして下さいまし。
つかつくは明日更新します。


人生をやり直して、まっさらな自分を目指そう。
LAの大学に優紀が旅立ってから、3年目の夏。
つくしは道明寺邸の女主人として、3人の子育てに奮闘していた。
優紀が旅立つと、その2ヶ月後に妊娠が発覚したつくし。
それから立て続けに3年間。
出産とお友達状態で、生まれたばかりの長女に奮闘する日々。
就職を考えた日々もあるが、結局その夢叶わぬまま専業主婦にならざるを得なくなった。
(当然だが口論となり、実家に籠城した事数知れず)
どうにか出産や育児にも慣れ、使用人に子守りをお願いする事でつくしのストレスは減り始めたものの。
総帥となった司は、NYから帰国出来ない事も増えつつあった。
その司が長期出張で不在のある日。
巨大なダイニングホールで、ディナータイムを満喫中。
けたたましく鳴るスマホのバイブに慌てながらも、つくしは席を立つ。
「つくし、行儀悪いだろ」
タマからの小言にも、つくしの耳には入らず。
バタバタと音を立てながら、ドアを開いて広い廊下からエントランスに向かう。

「も・・・もしもし」
「久しぶりね、つくしちゃん」
『何だ・・・お義姉様かぁ』
内心はガッカリしながらも、落ち着かせてゆっくり話す。
「椿お義姉様?」
「元気そうで、何よりだわ」
「は・・・はい。皆様、お変わりなく?」
「ウチは大丈夫よ、立て続けの出産大変だったわね」
電話の相手は、LA在住の義姉の椿からである。
出産の話し等で盛り上がりつつも、国際電話につくしはハッとする。
「あ・・・の、お姉様?ご用件は、何でしょう?」

近況報告で、国際電話をするとも思えない。
つくしは椿の電話に、口を曲げていた。



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総優ファンのブロ友様、大変長らくお待たせ致しました。(特に紫木蓮様すみません)
薄墨シリーズ、終わるのかしら←。
薄墨を終わらせんと、いけずが書けないので。
先ずは番外編を終わらせます。
続き早く更新しろや、と叱咤激励のポチを宜しくお願い致します。
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悠香