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制服を事務所に返却すると、つくしはそのまま止めてあったダックスフンドに乗せられて邸へ到着した。
「東の角部屋」に連れられて、何故か驚くつくしだ。
「此処なら、誰も来ねーし」
「懐かしい、もう仕事忙しかったから」
ご無沙汰気分に、つくしの気分もほろ酔い気味だ。
「道明寺・・あんた・・・が大好き」
「可愛い事言ってくれんじゃねーか?今日は帰さねーからな」
「何時もは帰してくれるの?」
上目遣いに大きな瞳を潤ませて、司に笑みを魅せる。
「その顔、他の奴に見せんなよ。オレ様が犯罪者になっちまうからな」
「世界の御曹司様なのに?」
指先を動かせば、億の金も動く。
が、つくしの身体を天国にも連れて行く。
「つくしには、只の男が求愛してんだ」
頬やら額やら、顔中にキスを降らせ卑猥音を響かせる。
「つかさ・・・」
「つくしはオレ様の秘書で、執務室のバックでヤリてーな・・・」
口を開けばセクハラ紛いな、司の発言だが。
フェロモンとセックス・シンボルな男は、何を言っても絵になってしまうのだ。
「明後日の方向に逝って」
ピチャッ・・・荒くなり出す息使い。
(変質者じゃ、ありません)
「可愛くねーな」
つくしは俯いたままだが、後ろから抱きしめられ真っ赤になり腕を抑えようとする。
「ちょっと・・・そ・・・」
「もう止まんねー」
「なっ・・・そ・・・れ」
「もっと聞かせろ」
と、言う間に首筋を這う唇を感じてつくしは息が熱くなってしまう。
「ハッ・・・ちょっ・・・も」
「待てねー、ハッ・・この間もだ・・・」
耳たぶを噛まれつくしは体を崩しそうになるも司はしっかり支えて、そのまま天蓋付きのベッドに運んだ。
「つくし、愛してる」
「司・・・熱い」
今度こそと、二人は結ばれる筈だった。


けたたましくなる、暴走族バイクの着信音。
「な・・・ヤバい、ママからだっ」
「テメーは、バイブにしてなかったのかよ」
「あたしが知りたいわよ」
「どうしてくれんだよ、熱くて固い此れの責任」
スラックス越しから、嫌が応でも伝わるブツにつくしは真っ青である。
が、千恵子の事だから何を言い出しかねないか。


『何っ・・・ヘ?パパが階段落ちたから骨折で入院した?分かった。進と直ぐ、そっちに行くから』
感じていた筈のつくしの息使いは、戻ってしまい気分は大無しになる。

当然、機嫌は急降下した司である。
「仕方ないでしょうが」の一言で、つくしはマンションに戻っていった。
夜行バスで、一路仙台へ。

仙台の方向が、今は恨めしい司の心中であった。
当然ヘリを飛ばし、つくしを拉致した後ヘリは消息不明・・・となっていた。

南の島で愛を囁く秘事の為、消息不明なのであった。



短めな内容ですが、若干ではありますが加筆してます。

当時はもう少し、ドライに書いてました(笑)。
もっと書ける様に、頑張りたいと思います。
読んで頂きまして、有難うございました。






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携帯が故障して、半日使用不可能でした←。
で、更新が終わってません。
今回は前のサイトの時の書いた話で、スミマセン。
当時の掲載も、かなり短い期間でしたので。
今と一昨年の文章を見て、進歩の無さを笑ってやって下さいませ←。

今日の派遣先は、ダッパンフォームの営業社員の臨時ヘルプでつくしは制服を着用していた。
千鳥格子のベストに膝上のスカートで、『アニメキャラクター並み』の黒ブチ眼鏡。
上目遣いながら営業社員に付き添う。
営業社員は、渡部航平と言う25歳のイケメンでスマートな好男子だ。
背も高く、誰とでもニコニコ話す。
「杉田さん、今日は宜しく頼むよ」
「はい、此方こそ宜しくお願い致しますね」
飛びきりのスマイルで、つくしはお辞儀した。
渡部は杉田つくしを、指名する形で1日限りの手伝いをお願いした。
本名で仕事をしたいのだが、それで仕事に参加した時に騒動が起きてしまった為『母方の旧姓』で仕事をする事にしている。
『事務のヘルプ』は、現場仕事とは全く違う。
事務の手伝いは、時給も違う。
簡単でお茶の子さいさいな、事務である。
事務と言うと、お茶汲みの時代でもない。
伝票整理等で済むので、楽と言えば楽なのである。
PCで簡単なExcelの表作成や入力など、つくしは手早く済ませた。
「助かっちゃうな。ずっと営業で、今日は事務の子が体調不良で休んでるんだ」
話によると生理休暇と言うものがあって、彼女は病院で薬を処方して貰いに行く為休暇を取ったらしい。
「そうなんですね。大変ですよね、痛みがあったりすると」
「みたいだね。男の僕には分からないけど、デリケートな問題だし」
下手な事を言えば、自分の首が飛ぶ時世である。
「渡部さんはお付き合いされてる方もそうなのですか?」
渡部はつくしの何気ない問いに、照れながらビクッとした。
「いたんだけどねえ。仕事ばかりで・・・忙しくてね。杉田・・・いや牧野さんだよね」
「エ?」
「僕は英徳の出身なんだ。高等部で転校したから、その後に此処へツテで入社したから」
「は・・・はあ。それは大変でしたね。高卒だと、結構きつかったんじゃ?」
「牧野さんの伝説よりは、大したことはないと思うよ」
英徳の話になり、緊張が解けて来るとつくしも饒舌になり普通に接するようになってきた。
「やっぱ、牧野さんで良かった。仕事も支障ないし、寧ろ今後も来て欲しい位だよ」
午前中で終わらせると、つくしは食事で近くの蕎麦屋で昼食を取る事になった。
「今日は助かったから、お礼に奢らせてもらうから」
「いいですよ。そんな、悪いですから」
と断るもそこは渡部の巧みな話術で丸め込まれて。
「有難うございます、機会があればお願いしますね」
「牧野さんなら現場仕事でも、指名をお願いさせて貰うから」
「上手いですね。渡部さんは」
顔もどちらかと言えば二枚目で、女性受けもするのではないだろうかと。
「牧野さんって、お付き合いしてる人っているの?」
その言葉につくしは、抑えていた筈の容器を落としてしまい館内には派手な音が拡がってしまった。
「きゃっ」
慌てて下に落ちた箸とレンゲを取ろうと席を立ちしゃがみながら、取ろうとする。
「大丈夫?悪かったね」
(絶対確信犯だな)
「スミマセン、ビックリしちゃって」
顔が赤く火照りだすも、つくしは正面を向けない。
「初めて会った気がしないし、伝説の女性に憧れてたから。付き合いの話考えて欲しい」
渡部は赤くなったつくしの片腕を掴んでしまっていた。
「ご・・・ごちそう・・はんどした」
「エ?」
しどろもどろなまま、何を言ってるのかつくしも思考がついて行けない。
渡部の手が、つくしを追い掛けて触れようとした。
「牧野さん」
「仕事・・・戻ら・・ なくちゃ」
慌てて仕事に戻ろうとするも、渡部が今度こそ腕
を掴もうとすると。
渡部の腕は、寸での所で抑えられている。

「貴様は何時から人の女に気安く触りやがる?」
「失礼な・・・僕は、彼女と食事」
有無を言わず、渡部の腕を捻るやそのまま倒した。
「ち・・・ちょっと、マズいよ」
いきなりの出現に、今度はつくしが慌て出した。
「テメーは何処の会社だ?」
「お願いだから、司。それだけは」
上目遣いにつくしは、司の腕を握りながら。
渡部は苦虫を潰したように、最後の悪あがきをした。
「ま、まさか」
「名乗らねーうちに、失せろ」
渡部はその場から、直ぐに退散してしまった。
残された、何時ものバカップルだが。
「オメーも同罪だ、キョトキョトしやがって」
「エ?仕事しに・・・」


「仕事して、腕掴んで人の女口説く手口がか」
つくしは、ぐうの音も出ない。
「あはは・・・って」
会社の制服も着用したままだ。
「制服返さなきゃ・・・」
悔し泣きしそうな位に、顔を歪ませる。
「仕事・・・」
司は泣きそうなつくしの髪を、ポンポンと叩く。
「取り敢えず、戻るか」
「何処へ?」
つくしはビックリして、卒倒しそうになった。



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残業では在庫商品のカウントや、入庫に使う商品に貼るシールを発行したりとかなり地道な仕事ばかりだ。
「この作業も派遣がするんですか?」
何も知らないつくしは、指を手に当てながら聞いた。
「誰かがやらなあきまへんでな。派遣もバイトも雇い主ちゃうだけの話や」
和枝はキツイ口調ではあるが、全く道理を知らぬ人間ではないようだ。
「牧野つくしはんやろ?」
「どうして、知ってるんですか?」
「坊の扱いが上手いのは、あんさんしか知らんわ」
ウゲっと、顔が歪むつくし。
「あすこまで、分かりやっすいのもな。ま、ええわ。近いうちに、西門の実家戻るし」
「西門の実家て、東京じゃないんですか?」
「西門宗家は京都や、あんさんの知ってるアホも向こうの出身」


つくしは、アホ呼ばわりされた『総二郎』に内心同情せずには居られなかった。
F4が屈折する理由は、この辺りからではなかったのかと。
本人にも問題はあるが、周りからはビジネスのコマ扱いばかりで。
家の事情も分からなくはないが、こんなんでは幾ら正直者でも形は歪むばかりだ。
『お金は確かに必要だが、何だかなあ』と新たな悩み事に考えるばかりのつくしだった。

事務所に給料を取りに来たつくしは、事務員の毎度のハグ攻撃に会うものの。
シラっとした態度に、拍子抜けした。
「スーズー、どうだった?」
事務員の女性は、キーボードを叩きながらつくしに尋ねる。
「強烈な出来事ばかりで、違う意味で疲れました」
つくしは、『ご自由にお飲み下さい』と貼り紙された場所から琥珀色の液体を、紙コップに注いだ。
市販のアイスティーである。
「彼氏のお守りとか?」
机に突っ伏しそうな勢いで、紙コップを落としそうになる。
「な、訳ないよね。最初の現場に居るんだっけ?」
『両方、同一人物なんだけど』と、もはや言い訳する気力も抜けていた。


つくしが派遣の仕事を理解するのは、未だ先のようであった。


今回は後始末のお話です。
最後迄お付き合い頂きまして、有り難うございます。

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尚、明日は初期に書いた『背徳の女』を掲載したいと思います。
出来たら、お試しのブロ友様のみの掲載チャレンジしてみます。
昨日お蔵入りしたお話か、下書き段階のもう1話か。
背徳は何でか人気ありますwwww。
エセエロやけどなwwww。
15時30分になり、作業を中断し休憩になった。
慣れてきたつくしは、五十嵐やレギュラーで入っている川合才加と別の場所で作業をしている。
才加は、つくしより年下の24才だ。
が、前の作業場所でも一緒だった事で親しみを感じていた。
「知らなかった、アタシ作業場所違ってたし」
「杉田さん、結構事務所で有名ですよ」
「えっ?」
「道明・・」
つくしは才加の口元を抑えて、作業場所を後にした。
「あはは、そんな雲の上みたいな人・・」
「ですよね。この間のは伝説ですよ。杉田さん、張り合ってましたもん」
そんな事は忘れて欲しい、と思っていたつくしだが。
(前のシリーズですね)
「出庫は時間違うのね」
「入庫よりも遅いんですよ、休憩が」
つくしは自販機でチャイティーを購入した。
「そうなんだ、大丈夫かな」
「従兄のお兄さん?」
「あはは」
「いい年して、引きこもりなんですか?」
大きな目をパチクリしながら、つくしは苦笑いする。
「ずっと、杉田さんじゃないですか?」
「そ・・・そうよね。困った従兄よね」
空返事してるものの、才加は薄々気付いている。
「困ってるのって、西崎さんが居ないから?」
口に運んだドリンクで、噎せながら中身を吐き出してしまう。
「イヤだ、スミマセン。大丈夫ですか?」
言い出した才加が驚いて、つくしを化粧室に連れて行く。
「五十嵐さんには、伝えときますから」
才加は、化粧室を後に出てしまった。
策士な才加の態度に、つくしは桜子の親戚ではと勘繰るが。
「休憩時間終わっちゃう」
急ぎ慌ててつくしは、洗面所で化粧と髪の乱れを直す。
刹那、自分に馴染んだ気配を感じる。
「オレは此れからだ」
恐る恐る振り向きながら、つくしは背後から抑えられたまま個室に連れ込まれる。
「あの野郎、クソ女の相手させやがって。この責任は此処で付けて貰う」
マスクと眼鏡の下から、悪魔も魅了する美貌の男。
「ちょっ、トイレ・・・ッンンッ」
連れ込まれて不利な体制のまま、司の深く上手いキス。
つくしは此処がトイレだと言う事すら忘れてしまいそうだ。
「オメーは、やっぱり信用出来ねえ」
やっとの息継ぎでつくしは、上目遣いに睨み付ける。
「何・・・す・・ んンッ」
「すっかりその気になったか?」
「アンタみたいな、発情・・・アッ」
首筋から項に掛けて、しなやかな指で触れているだけなのに。
その先を期待してしまう悲しい性。
仄かに漂うコロンの香りすら、自分には分かってしまうのだ。
「アッ・・ダ・・・メだって」
顔が真っ赤に上がり出して・・ ・つくしは熱を
抑えようとするも。
『在庫、狂っちゃってるとか・・・あり得ないよねー』
『出庫の山田さあ、喜多山に噛みついてさあ』
女性の声が、ドアの向こうから近づいて来る。
化粧室で、更にボリュームが上がりながら。
3人位だろうか、霞みがかった視界から見え隠れする女性達。
すかさず司は片手を項から、前面の膨らみを器用に揉み始める。
つくしは、目がチカチカしてしまう。
休憩時間終わっちゃう、と焦るが声を抑えるのに必死で。
ポケットの膨らみから、タオルを口に含む。
「声聞かせろ」と小声ながらに、耳たぶを甘噛みされるも。
上着を器用に捲られ、片手でホックを外される。
『あーあ、今日も残業かなあ・・・』
複数の女性達は、ガヤガヤしながら化粧室から出て行った。


「アンタら、懲りずに又ですか?どっかの財閥はんは、何時から逢引宿にならはったん」
西門和枝の嫌味は、更にきつくなっている。
「んな事でガタガタ抜かす話じゃねー」
「スミマセン」
「杉田さんは残業して貰いまひょか」
司は凄味で和枝を睨むが、扱いを分かってるのか全く動じず。
ハリセンで、一発見舞うだけである。
「坊は、引き取り頼んであるから。楓には連絡しときますよってな」

10分経たないうちに、司は西田とSPに依って車中の人になってしまった。


道明寺邸では司が例の如く不機嫌なままだ。
主人の扱いに慣れているタマは、重文クラスの骨董品を隠して安物を陳列させていた。
案の定。司は部屋から出るなり、破壊活動を開始した。

「坊っちゃんも分かり易いもんだよ」
邸の日本間で煎餅と煎茶で、寛ぐタマと数人のメイド達。
掃除道具と業務用のクリーナーは、スタンバイしてある。
「貴重な骨董品は、楓奥様の御実家に集めとくのが得策なのさ」
道明寺邸の歩く歴史は、ダテではない。
扱いはお手の物と言わんとばかりの、タマだった。

派遣の仕事とは何か、未だに覚えられないつくしである。
派遣と言うよりも、猛獣のお守りが仕事になりつつある・・・らしい。

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毎度のヘタレなお話でスミマセン。
30分遅刻をしたバカップル?は、作業の続きを再開した。
今度は、司も作業に参加する形となった。
「此れぞ正に激レアな事だよね」
つくしがフンフンと頷きながら、小物を棚入れしている。
「あ?何でこのオレ様が庶民の作業・・」
と言うや否やつくしの鉄拳と蹴りの見舞い付きだ。
「庶民の気持ち分からない人間が経営者?笑わせないで」
又もや何時もの言い争いに発展している頃。
傍目の野次馬達は、つくしの隣で作業するオタク風貌の男が気になるらしく。
「杉田さんの隣の人、気になるよねー」
「帽子に瓶底で、マスクだもんね。妖しいけど、太目な感じじゃないし」
「細身で実はイケメン?」
女性スタッフ達は、作業をしながらもつくし達の方向をチラチラ伺っているようだ。
「杉田さんも、結構いい線行ってるよなあ。可愛いし、タイプだな」
その一言に人一倍反応するオタク風貌の男に、つくしは一言。
「アカの他人扱いするからっ」
「バカは休み休み」
「バカ男に休みはいらないし」
話が噛み合わず毎度の痴話喧嘩に発展する。
「杉田さん」
作業指示をしていた五十嵐が、つかつかとつくしに寄ってきた。
「西崎さん、出庫の手伝いに行って頂けないかな」
「何でテメー?」
つくしはすかさずフォローで、司に蹴りを入れる。
「スミマセン、ウチの従兄は口が悪いのが欠点だから・・・・ゴメンなさい」
ペコリと上目に五十嵐を見つめながら、謝罪するつくし。
「いや、気にしてないよ。従兄思いなんだね、つくしちゃんは」
つくしは名前で呼ばれて、微笑する。
「あ、杉田さん。ゴメンね、つくしちゃんとか」
「いやアタシも、現場初めてなんで。緊張ほぐれました」
緊張から解放されたつくしは、ハンディ片手に元の位置に戻って再開する事にした。
今度は別のスタッフと、仕事を始めたのだが。


その五十嵐と、出庫の部署では巨大化した嵐の出現でパニックに陥ったのは後日談。
セットで西門からの、説教は言うに及ばず。

何やらかしたんだ、この坊っちゃんは。

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