FC2ブログ

道明寺奥の院・龍泉庵

花より男子のブログになります。一部のお話はブロ友様のみの公開です。一部記事にパス掛けてますので、ご了承下さい。

Entries

待ち人を思う〜20〜

やっと20話迄やって来ました。
〜貴子の脳内Side〜


あぁ目蓋の向こうに見える光景は、英徳学園の制服に身を包んで少しはにかんでるつくしの姿ね。
つくし『貴子おばちゃん。あたし・・・受かっちゃったよ』
貴子『良かったね。つくし、勉強頑張ったからだよね』
つくし『あたしよりも、パパやママが見栄を張りたいのかもね』
貴子『そんな事言うもんじゃ・・・』
つくし『ママがね、近所の原田さんや山川さんの息子さんも英徳に通ってるからウチもって言うの。あたし公立で良いのに・・』
貴子『そんな事言わないで。千恵子さんに限って・・』
つくしが学校に向かった事を確認する、私は千恵子や春男を訪ねた。
ボロアパートの一角で、タ○○ワークやア○○ムのページをめくってはパートの仕事を探す千恵子さん。
貴子『つくしが英徳に受かったって聞いたんだけど』
千恵子『凄いでしょ、あの子は玉の輿に乗れるかもしれないの』
春男『つくしは自慢の娘だよ。貴子、やっと貧乏から抜け出せるチャンスだ』
英徳学園は、良家の子女が通う日本有数のブルジョア学園だ。
学力は区々だが、玉の輿狙いには持ってこいの学校。
貴子『つくしは普通の学校で良いって、言ってるじゃない?』
千恵子『あの子は貧乏のドン底から、抜け出したいと思わないのかしら?』
貴子『千恵子さん、無理をしたくないからよ。つくしは心配してるの』
春男『つくしに私達の様な貧乏は、させたくないんだよ。』
貧乏生活に苦しんでも、つくしは何時もバイトをしながら家計の足しに頑張っていたわ。
春男兄さんや千恵子さんが金銭管理に杜撰な部分もあって、つくしはバイトを掛け持ちして生活費を稼いでいたわ。
特に春男兄さんは人が良過ぎて、保証人に名前を連ねては借金ばかり重ねていて。
その頃に当時の知人に唆され、ねずみ講の類いな儲け話をあちこちで始めたのもこの頃だったかしら。
千恵子さんは春男兄さんと衝突し、私の家に来ても互いに愚痴った事も一度や二度ではなかったわ。
そんな千恵子さんを、私は不安に感じてた。
千恵子さんは私とは、本当の姉妹同様に仲が良かった。
春男兄さんが勧誘を止めず、その一人が『被害届』を出した事。
それは『詐欺事件』として、騒がれて主犯は逮捕。
兄さんも犯罪幇助で、逮捕された。
千恵子さんは倒れて、緊急入院したと聞いたのだけれど。
私は当時の事業が多忙となり、中々千恵子さんとも会う機会が減り気味ですれ違いだった。
今となっては、申し訳ない気持ちしかないわ。
つくしや進とは、尚更。
私は当時の事業が軌道に乗り出して成功する一方、千恵子さんは春男が『詐欺事件』で逮捕された事に心労が溜まっていたと。
誰にも相談出来ず、身を粉にしてパートの仕事を増やした千恵子さん。
私が知る限り千恵子さんは身体の線も細くて、体もそんなに丈夫ではなかった。
肝臓に持病を抱えたし、千恵子さんは心労で自分追い詰めてしまって命を落とした。
貧乏から最後迄抜け出せなかった千恵子さん。
兄さんも裁判が始まる前に、千恵子さんの死を聞いて己を攻めた果て。
貧乏と千恵子さんを死なせた事、お金で被害者に大変な損害を与えた自分の罪に苦しんだ兄さん。
その兄さんが取った行動は、まさかの自殺だった。
つくしと進は喪主席で、呆然と座り込む姿。
親族達に厄介者扱いを受け、遺影を持つ手が震えていたつくし。
私がつくしや進を守らなければ、この子達は児童施設行きになる。
今、私の住む街には金に物を言わせて、先祖代々の住む場所を取り上げようとするゼネコン連中がいる。
私はお金が欲しい訳じゃない。
誰にも邪魔されない、静かに暮らせる場所で干渉されたくないだけなのに。
昔馴染みと静かに夜は酒を肴に、語りながら昔を懐かしむ生活の何がいけないのだろう。


あぁ・・夢を見ていたんだわ。
つくしが英徳に受かって、千恵子さんや春男兄さんの喜ぶ姿。
つくし・・・今のままじゃ、私は心配なのよ。
人は何時かは死ぬものだから、でも貴女が心配よ。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村



二次小説ランキングへ












スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

プロフィール

悠香

Author:悠香
花より男子の二次を書いています。
CPはつかつくか、総優の二刀流であります。
一部のお話には、パスワードを掛けてあります。
ご了承下さい。

最新記事

フリーエリア