Jeden Tag ab dem Frühjahr Sturm〜 春の嵐から始まる日々〜(連載中)

Jeden Tag ab dem Frühjahr Sturm〜 春の嵐から始まる日々〜1

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以前に書いたお話の加筆修正版です。


はぁはぁはぁ・・・ハイヒールのネイビーパンツスタイルで、トートバッグを抱えてハンカチを取り出す。
昨日は突然の呼び出しで、3時間前迄は宴会だった。

学校の後輩に当たる『桜子』から、新店舗御披露目のミニパーティーへ呼び出されてのドンチャン騒ぎ。
セントレアにヘリコプターで送迎されての、マンションにバタンキューは堪えた。
慌てて起きた時には、遅刻ギリギリの時間。
最低限の着替えで済ませ、すっぴんで頭がスッキリしない。
『はぁ・・・今日も、残業からは免れないかしら』
ブルーな朝からのスタートが、すっかりルーティンになり息を切らしてバス亭に向かって行く。



牧野つくしが生活拠点を名古屋に移して、もうすぐ1ヶ月を迎える。
『ホテル・メープル』営業企画開発部、5年目の3月。
東京台場に有る、メープル本社での仕事にもようやく慣れて5年目に入ろうとした時だった。
『メープル・名古屋』で女性社員が、寿と出産の為退職した事で急遽名古屋への異動を命じられた。
同僚達との楽しくも、励まし合い助け合って築いたキャリアがまさかの異動。
当然だが『営業部』に掛け合うも、上司からは『文句は社長直々にお願いします』の一言。
社長からは文書を通じて、『副社長の秘書だけは阻止しましたから、赴任なさい』の脅しみたいなもので。
社長は当然ながら、『道明寺楓』である。
魔女のもとい社長には、逆らえないつくしである。
幸いにも弟の進が名古屋の大学に通っている事もあり、つくしは進が住むマンションに転がり込んだ。
条件は家賃の半分を折半する事で。
白川公園沿いにあるマンションは、交通アクセスは抜群だが、家賃が半端無しで。
進には渡りに船だった。
つくしは『メープル』の一線で働いているから、給料は普通のOLより稼いでいるからだ。
家事分担は料理のみ、後は各々のライフスタイルで干渉しない事。
今晩のメニューは『シーザーサラダ』『あんかけパスタ』とかなりのヘビーメニューである。
此処最近は進もバイトや彼女とのデートで帰りが遅い。
バス亭の前に立つ看板を見れば、バスは既に出発した後だった。
つくしの顔からは生気を失い、慌てながら息を切らして走って行く。
間に合うかは定かではなかった。






去年のお話を、『加筆修正』しております。

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