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少し、進展した?

つくしがタマに連れられて、軟禁されているらしき納戸にやって来る。
南京浄らしき、古めかしい鍵がドアの前に鎮座している。
「すっごい、おっきいんだねえ。お宝みたい」
「さあね、。楓奥様のお気に入りの絵画を蹴ったて、押し込められたばかりだよ」
「つかさなんでそんな事するんだろう?」
「つくしが言うと、坊っちゃんも報われないねえ」
どんなに勉強が人より出来ても、つかさの気持ちは全く分かっていない鈍過ぎるつくし。
『もどかしいったらありゃしないよ』と、今や道明寺の関係者は殆どが、つかさの気持ちを察している。
と、言うよりは同情している。
「勉強ばっかり出来ても、どうかと思うよ」
「タマさんも勉強したいの?」
「つくしの方が先だろ?」
「期末は首席だったよお」
「誰が学力の方と言ったんだい」
タマはつくしの鈍さに、デコピンを繰り出した。
「キャッ」
「進君だったかい?、あの子の方がもう少し物事を分かってるってもんだ」
進は地元に戻り、英徳の男子校でみっちりと勉強の日々らしい。
それにも関わらず、公立学校に通っていた時の初恋の女の子と再会したとかで。
つくしよりも早くに、付き合い出したのだ。
「進坊っちゃんを見習って、ちっとは進歩して欲しいもんだねえ」
「つかさはなんか違うよねえ」
「優良物件だし、あたしゃお薦めするよ」
「はだかみられたんだもんっ」
「風呂に一緒だったと思えば、楽じゃないのかい?」
それこそ刺激が強くないのだろうか、とつくしが不憫に思えるから世の中は不思議なものである。
「タマさん、あたし・・・」

ガチャガチャと音を立てながらも解錠し、つくしはそっとタマの後ろから覗いてみる。
仁王立ちするつかさに、つくしは小さい悲鳴を上げる。
直ぐにタマの後ろに引っ込むつくし。
つかさはタマを睨むも。
つくしの大きな瞳を、反射的に見つけるなり。
「つくしっ、オレに会いに来てくれたのかっ」
タマを退けて、つくしに飛び付きそうになる。
「坊っちゃま。つくしを怯えさせるんなら、又軟禁ですよ。奥様や旦那様から、お灸を据えて来いとご許可は頂いてますからね」
つくしはガタガタ震えているが、つかさからは目を反らしてはいない。
「オレはつくしだけだからなっ」
「つかさ坊っちゃま?」
「プレゼントもパーティーも、つくしからのプレゼント以外はいらねっ」
つくしは道明寺邸の中心で、失神していた。
椿「つかさっ、あんたはつくしちゃんに何てことしたのよ」
楓「つかささん。貴方って人は・・・」
つかさは偶々帰国した姉の椿&母の楓により、再度納戸に軟禁されたのは言う迄もなかった。
タマ「何か坊っちゃんが、ちょっと気の毒な気もしなくないがね」
タマが止めるよりも早く、道明寺の女家族は強かった。
此れが道明寺一族の反映を、支えている証でもあった。
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