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道明寺奥の院・龍泉庵

花より男子のブログになります。一部のお話はブロ友様のみの公開です。一部記事にパス掛けてますので、ご了承下さい。

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小っさい恋の物語・・二人だけの誕生日〜36〜

「おば様、今日こそつかさ君に会わせて貰えるんですよねっ」
少々カン高い声で、ツインテールの少女がバタバタと楓の後ろに付いて来た。
「海ちゃん、会わせるのは簡単よ。但しつかさは、凄く難しい子なの」
久々に帰国をする事になり、英徳の編入試験も終わった。
今度こそつくしの首を縦に振らせようと、ビジネスの達人は躍起になっていた。
世界経済の中心人物であり、『鉄の女&経済界の女帝』とも目される楓は一人の少女をどうしたら『英徳学園』に送り込むか。
あらゆる無理難題なビジネスよりも、一人の小さな少女を学園に入学させようと。
只でさえ我が家のダメ息子が、唯一更正させられる希望の星なのだ。
使用人のタマが里帰りの時、ダメ息子を連れて行ったのは偶然の必然で。
天使ならぬ保健室のベッドで、全裸を隠す様に座り込むつくしの姿。
そんなつくしの可愛いらしさ?に雷を打たれ、何万ボルトの電流に感電するクラスの衝撃を受けたダメ息子。
『オレはつくしが大好きなんだっ』
以来寝ても覚めても、つくし以外の事は全く聞いちゃあいない状態。
学業は出来なくはないが、毎回社長出勤で寄付金等で黙らせては居るものの。
『道明寺のダメ息子』で、知られるのは幾ら何でも宜しくはないものである。
そのつかさが、幼稚舎で話をした少女・海がいた。
単なる暇潰しにとんちんかんな話をしただけで、『あそびに行きたい』と、始まってしまった。
海なんかはどうでも良いのだが、取引先の重鎮から捩じ込まれ仕方なく連れて来たのだ。
「つかさ君は何処に居るの?」
「お待ちなさい、今納戸に居ますから」
「何で物置?あたしと会う場所は物置なの?」
あんた自身は物置に放置で十分よ、と言い出しそうになった楓だった。


楓の命を受けた使用人が海とつくしを連れ、納戸の扉にある南京錠に鍵を差し込む。
納戸の鍵が開き、つかさが睨み付ける。
海「つかさくんっ、海ねえ会いに来たよ」
つかさ「誰だおまえは?」
海「いやあねえ。幼稚舎で一緒にお話をした海よ」
と、言われてもつかさには誰かすら分からない。
「つかさ君あたしと付き合って欲しいって言ってたから、海もねえ我慢出来なくておじさまに頼んだの」
つかさ「お前と付き合いたいだあ?ネオンは寝て言えっつうんだっ、このブスブスドブス」
つくし「ネオンじゃなくて、ねごと?」
海「海は美人なんだからね。だから、つかさ君と付き合ってあげるんだよっ」
この勘違いは何処からやって来るのだろう。
何かおかしな物でも食べたのだろうか?
「おたんじょうびは、あたしと踊ってくれるんだもの」
つくし「おどるって?」
海「あら、知らないんだあ。つかさ君の誕生日パーティーは、プロムって時間があるの。そこでパートナーをつとめた女の子は、将来のフィアンセになれるのよ」
つかさの誕生日パーティーには、毎回『プロム』なる時間があるらしい。

が、此処最近はプロムなる時間。
只のダンスタイムとなっている。
つかさはその時間になると、会場から消えてしまうからだった。

つくしは踵を返し、納戸から離れて行こうとする。
つかさは後ろから、小さいつくしの体を抱きしめる。
「つくしっ、オレはつくしとならプロムに行くっ」
「あたしには、かんけいないもんっ」
つくしはつかさの手をほどいて、納戸から走り去ってしまった。

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Author:悠香
花より男子の二次を書いています。
CPはつかつくか、総優の二刀流であります。
一部のお話には、パスワードを掛けてあります。
ご了承下さい。

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