小っさい恋の物語(連載中)

小っさい恋の物語・・お花見とつかさ〜1〜

 ←Jeden Tag ab dem Frühjahr Sturm〜 春の嵐から始まる日々〜7  →背徳の女〜調教代理店の御曹司様〜3
今日はつくしに生まれて初めての花見とやらに、連れて行って貰う事にした。
自分がこの家に生まれた事を今迄は後悔してたオレ。
妖怪タマに付いて行った田舎の山小屋(小学校)で、オレは運命的な出会いをしちまった。
布団の中から、不安そうに覗き込んでいた大きな瞳。
それはオレに媚びを売る女ではなくて、純粋な生まれたばかりの女みたいなもんだった。
はだかの写真をネットに流して、喜ぶセンコーの存在を知った。
オレは心底許せなかった・・今もつくしはそれに苦しんでいるかと思ったらな。
オレが金持ちだって、全く関心すら無い。
ビンボーと同じ生活をしたいと、英徳に通いたいとも言わないつくし。
つくしが唯一楽しみにしてるのは、我が家のシェフ達の料理位だ。
後は庭の花や樹木に、邸の図書室で本を読む位。
何か欲しい物無いか?と聞いても、静かにしてくれだの・・オレはあいてにすらされないんだっ。
そんなつくしから聞いたのは、田舎にいた時よく花見をしたと聞いたんだっ。
邸の庭じゃダメかと聞いたら、『それじゃ、見てる気分じゃない』とか抜かしやがった。
確かに邸の中じゃ、そんな気分にはならねーよなあ。
とは言え遠方ともなれば、やれ警備の都合だなんだと面倒臭い事この上ない。
オレはつくしと二人だけで、花見をしたいんだ。
つくしは『静かな場所で、昔見た様な場所に行きたい』と言ってやがった。
あの忌まわしき記憶さえなきゃ、田舎でずっと暮らしてたと今もつくしは言いやがる。
つくしの記憶には、オレの存在つうのは無えから無性に悔しくなっちまう。
此処の暮らしがイヤとは、言わないつくし。
それでもつくしが、寂しそうな表情をしている時が有るんだっ。
オレがもうちょっと、大きくなってたらつくしの寂しさを沢山埋めてやるのになっ。
つったって、何かしでかすと納戸行きになるオレ。
ババアと姉ちゃんは、何か言えばすぐ其処に行かせる。
最近は西田迄、つくしには甘いんだっ。
タマどころか、試用人(←違)まで、つくしには甘い。
この間は庭師の男(梶田)と、話をしてた。
それに付け込んで、るいまでいたからなっ。
油断もスキンもねえんだっ。
花見では、つくしとのキスより先に行くんだっ。


と、日本有数の御曹司余りの世紀末な考え方。
楓の頭は痛みを増すばかりだった。




二次小説ランキングへ




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



もくじ  3kaku_s_L.png 短編
もくじ  3kaku_s_L.png 桜ほうさら(完)
総もくじ  3kaku_s_L.png ジェネラル・ルージュの伝説
もくじ  3kaku_s_L.png 雑談
総もくじ  3kaku_s_L.png 西門家のいけずな女たち
もくじ  3kaku_s_L.png You Go your Way
もくじ  3kaku_s_L.png My Gift to you
もくじ  3kaku_s_L.png 初恋が終わる時
総もくじ  3kaku_s_L.png 花は遠くなり(休載中)〜現代編〜
【Jeden Tag ab dem Frühjahr Sturm〜 春の嵐から始まる日々〜7 】へ  【背徳の女〜調教代理店の御曹司様〜3】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。
  • 【Jeden Tag ab dem Frühjahr Sturm〜 春の嵐から始まる日々〜7 】へ
  • 【背徳の女〜調教代理店の御曹司様〜3】へ