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今日はつくしに生まれて初めての花見とやらに、連れて行って貰う事にした。
自分がこの家に生まれた事を今迄は後悔してたオレ。
妖怪タマに付いて行った田舎の山小屋(小学校)で、オレは運命的な出会いをしちまった。
布団の中から、不安そうに覗き込んでいた大きな瞳。
それはオレに媚びを売る女ではなくて、純粋な生まれたばかりの女みたいなもんだった。
はだかの写真をネットに流して、喜ぶセンコーの存在を知った。
オレは心底許せなかった・・今もつくしはそれに苦しんでいるかと思ったらな。
オレが金持ちだって、全く関心すら無い。
ビンボーと同じ生活をしたいと、英徳に通いたいとも言わないつくし。
つくしが唯一楽しみにしてるのは、我が家のシェフ達の料理位だ。
後は庭の花や樹木に、邸の図書室で本を読む位。
何か欲しい物無いか?と聞いても、静かにしてくれだの・・オレはあいてにすらされないんだっ。
そんなつくしから聞いたのは、田舎にいた時よく花見をしたと聞いたんだっ。
邸の庭じゃダメかと聞いたら、『それじゃ、見てる気分じゃない』とか抜かしやがった。
確かに邸の中じゃ、そんな気分にはならねーよなあ。
とは言え遠方ともなれば、やれ警備の都合だなんだと面倒臭い事この上ない。
オレはつくしと二人だけで、花見をしたいんだ。
つくしは『静かな場所で、昔見た様な場所に行きたい』と言ってやがった。
あの忌まわしき記憶さえなきゃ、田舎でずっと暮らしてたと今もつくしは言いやがる。
つくしの記憶には、オレの存在つうのは無えから無性に悔しくなっちまう。
此処の暮らしがイヤとは、言わないつくし。
それでもつくしが、寂しそうな表情をしている時が有るんだっ。
オレがもうちょっと、大きくなってたらつくしの寂しさを沢山埋めてやるのになっ。
つったって、何かしでかすと納戸行きになるオレ。
ババアと姉ちゃんは、何か言えばすぐ其処に行かせる。
最近は西田迄、つくしには甘いんだっ。
タマどころか、試用人(←違)まで、つくしには甘い。
この間は庭師の男(梶田)と、話をしてた。
それに付け込んで、るいまでいたからなっ。
油断もスキンもねえんだっ。
花見では、つくしとのキスより先に行くんだっ。


と、日本有数の御曹司余りの世紀末な考え方。
楓の頭は痛みを増すばかりだった。




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