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道明寺奥の院・龍泉庵

花より男子のブログになります。一部のお話はブロ友様のみの公開です。一部記事にパス掛けてますので、ご了承下さい。

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桜色のDestiny〜恋は儚き野辺の花・続編〜5〜

自転車に鍵を掛けて、駅前近くのファミレス駐車場に向かうと。
目立たない国産車が、停車している。
「つくし来てくれたんだわ」
カウベルを鳴らしながら、ファミレスのドアを開ける。


つくしのSPらしきパンツスーツの女性が、私を見つけて先導してくれる。
「牧野様がお待ちでございます。案内致します」
「それはどうも、ご丁寧に恐れ入ります」
奥の個室へ私を案内した。
女性は土岐田麗子と名乗り、つくしの側に着席した。
優紀「つくし、遅くなってゴメンね」
つくし「なんの。もうすぐ、桜子も到着するわ」
優紀「桜子さん?」
聞かない名前を告げられて、SPの麗子さんとあたしは困っていた。
つくし「あたしの後輩で、桜子を呼んでるから」
麗子「牧野様、もしや三条家のお嬢様・・ですか?」
優紀「ファミレスよりは、レストランの方が良かったんでは?」
あーあ、名家のお嬢様をファミレスになんて。
変な所でつくしは庶民ぽさを、出そうとするのよね。
桜子「どうにも落ち着かない場所ですわ」
私が到着して間もなく、桜子さんが到着したみたい。
優紀「何か申し訳ないです」
私はいたたまれなくて、小柄で綺麗な女性に最大限のお辞儀をした。
桜子「お初でお目に掛かります。三条桜子です」
優紀「松岡優紀と言います」
桜子「先輩がお腹を空かせてるでしょうから、早く席に着きましょう」
つくし「ちょっと、あたしも優紀に誘われたんだから」
桜子「先輩はどちらでも、よろしいんでは?」
桜子さんは毒舌気味なのかしら、つくしもたじたじみたいだし。
でも名家のお嬢様だって、分かるのよね。
こんな安いファミレスなんて、何か失礼だったかな。
桜子「初めてファミレスに来たんですけど、レストランの方が落ち着きますね」
貸し切りにする様なお金持ちの方には、似つかわしくないよね。
つくし「優紀、又お母さんと喧嘩になっちゃったの?」
つくしが顔を覗き込んで尋ねる。
優紀「今に始まった事じゃないんだけどね」
つくし「お姉さんが出戻りしてから、風当たりきつくなったよね」
優紀「甥っ子を可愛いがってたから。裁判所からも通達来たし」
姉をストーカーしてる、と訴えて親権を取り上げた元夫。
挙げ句には賠償請求されて、裁判沙汰になって結審したら散々だったわ。
何とか子供に会う権利を確保はしたが、半年に一度だけ。
ましてや再婚したらしくて、中々会えないから母の当たりは半端無し。
再婚相手は裕福な家みたいで、甥っ子達にも親切みたいで。
しかしながら元夫と、姉は修復不能なんだとか。
つくし「優紀のママと、ママは似た者同士だよね。只、優紀のママはキツイよね」
麗子「牧野様も苦労なされたのですね」
桜子「身分違いの恋愛と不倫は、何時の時も盛り上がるものですよ」
つくし「あんたが言うと、洒落にならないんだけど。確かにそうだわ」
着席したつくしは、桜子の発言にたじろぐばかりだ。
桜子「此処は先輩の奢りですよね」
つくし「だからあたしは・・・」
麗子「牧野様。お支払いはお任せ下さい」
肝心の当事者は置いてきぼりで、つくしと桜子の掛け合い漫才は未だ続いている。
母親との対立に行き場の無い優紀には、その場しのぎとは言えファミレスの空間すら心地良かった。
麗子「取り敢えずはワインを注文して置きましょうか?」
SPの麗子さんが、ワインをボトルで注文した。
レストランの貸し切りは、私の範疇では及ばなかったのよね。
ファミレスが貸切状態になっていたのを、私は後日つくしから聞いて驚いた。

何もかもが、規格外過ぎてつくしには驚かされる私だった。



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Author:悠香
花より男子の二次を書いています。
CPはつかつくか、総優の二刀流であります。
一部のお話には、パスワードを掛けてあります。
ご了承下さい。

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