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道明寺奥の院・龍泉庵

花より男子のブログになります。一部のお話はブロ友様のみの公開です。一部記事にパス掛けてますので、ご了承下さい。

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桜色のDestiny〜恋は儚き野辺の花・続編〜6〜

ワインを注文してから、肉料理やサラダをシェアしながら私達の話は必然的に恋バナへと変わって行く。
「そもそもよく道明寺さんが、許可下さいましたね」
「私もそれは思ったの。つくしもレッスンきついんじゃない?」
道明寺の家に通いつめから、現在は下宿みたいな形で花嫁修業に邁進するつくし。
高校生活もラストだし、勉学も大変なのに。
以前バイトしていた和菓子屋は、私のみしかやっていない。
多忙なつくしには道明寺さんとの婚約を念頭に置き、今は時間が空いたらNYへ行く事もしばしばだから。
「優紀、この間の人相見には失礼しちゃうよね」
「つくしが凡庸の話?あれは分からなくないかも」
「あんた何気に、失礼じゃない?」
「あたくしも、優紀さんに同調しますわ」
「どうせね、あたしはガサツですよ」
「そのガサツな先輩を好いてる、道明寺さんがよく分かりません」
「牧野様。立て食う虫にも好き好きと、ありますよ」
「麗子さん、あたしに恨みありますか?」
「いえ、西田さん程では・・・」
「まぁその話は追々ね。今日は関係無いから」
つくしは延々続きかねない不毛な会話に、自分から釘を打ち込んでた。
自分の暴露大会になりかねないし、今日は私の付き合いだから。
「優紀さんはお夕食って、外食なんですの?」
「最近はね・・・。元々、最近も会話らしい会話も無いんだ」
桜子さんは私の顔を、マジマジと覗き込んでる。
私の顔何か変なのかしら?
「優紀さんて誤解されてます?」
「家族・・母からは、最近目の仇にされてるの」
私はかいつまんで、桜子さんに話し出した。


「前嶌家のご出身なら、曾祖母様は凄い方だったのですね。その茶道の師範代を、あたくしは存じ上げてましてよ」
世が世なら、私は桜子さんに匹敵する身分だったとか。
「そんなに凄いんだ?エロ門さんとは違うんだ」
「西門さんの家と、同格だったんですけどね。御家騒動で廃れてしまったんですよ。よくある話ですし。西門さんは家元夫人が、厳しいので有名です」
御家騒動で、曾祖母様は世間を避けてたのね。
私がもう少し力あったなら、と思うのだけど。
「優紀さんが高貴な方と言っても、可笑しくはないですよ。何かを惹き付ける力は有るのですから」
私は高貴も庶民でも、全然興味が無い。
茶道の雰囲気が好きなだけ、詫び錆びの真髄を知りたい。
曾祖母から譲り受けたお茶碗を、大事に使いたいだけ。


なのに私の家族は、何時も口を開けば『此れを売れば生活が楽だ』『貴方を特別視する、周りが分からないわ』と棚に上げて話をする。
つくしには言わないけど、こういう人達と戦って来たつくしを尊敬する。

「つくしはパワフルだよ」
「今更どうしたの?優紀」
「色々有るとね、何かね・・・」
私はワインクーラーを、ずっと凝視していた。







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Author:悠香
花より男子の二次を書いています。
CPはつかつくか、総優の二刀流であります。
一部のお話には、パスワードを掛けてあります。
ご了承下さい。

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