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終業のベルが鳴り響き、あたしは大きく背を反らす。
今週一週間がやっと終わった。
事務員として、勤め出してから4年目。
前の会社での経歴を含めば、もうすぐ社会人8年目。
小さな事務所の『縁の下』で、家族みたいに仲良しの社長一家と二人三脚の仕事。
あたしは最近になって、仕事の楽しさを知ってから甲斐を持って取り組んでいる。
社長の水沢夫婦と、息子さんで営業マンの諒太君。
あたしが過去に勤めていた、職歴を気にせず採用してくれた社長さん。
この小さな企業で、ルーティンワークは大変だけど日々が楽しい。

昔、あたしは『道明寺HD』の関連企業で働いていた。
最初は派遣社員だったけど、4年後に社員へ昇格した。
あたしは毎日残業しながら、社員としてのスキル磨きにも努力する日々だった。
語学やらマナー教室に、パーティーにも参加したりと必死に努力をしてきた。
人並み以上に努力はしてきたけど、時としてそれが仇になり追い込まれたんだ。
そんな事ばかり考えてるから、あたしらしいと言えばらしいのかな。


今日は終日、見積書と営業会議の資料作成。

「つくしちゃん、資料完成した?」
営業マンの諒太君から、再度呼ばれたあたし。
「す、すみません。今、出来ました」
朝にも呼ばれたけど、あたし今日遅刻ギリギリでバタバタしていたんだ。
「良かった・・・。お、此れは見易いね。助かるよ」
営業の見積書と、それに付随する資料。
パワポでプレゼンを勉強したばかりだったから、良かったのかな。
自信なかったんだけど、ホッとして気持ち許んだのかな。
お腹が食べ物要求の、唸りを鳴らしていた。
恥ずかしいと言うか、もう何なんだろうって。
「つくしちゃん、頑張ったもんなあ。悪かったね、体調万全じゃないのに。夕飯奢るよ」
「いや、良いですよ。あたし・・・」
と言ってる合間に、お腹はグウーッと催促。


「つくしちゃん、上がって頂戴。諒太を頼むわね」
諒太君とは大学からの知り合い。
東京のグルメ同好会で、食べ歩きをしながら同じ店を巡るうちに意気投合した。
恋愛ではないけど、友達付き合いで2年。
今は職場も一緒だし、気軽に話せるから楽なんだよね。
「今日は何時もの店行こうか?」
「うん、給料日前だから助かる」
あたしは帰り支度で、女子更衣室に向かった。
諒太君との穏やかな日々、悪くないのかもしれないけど。
何でだろう・・・あたしには疚しい感情が、沸き上がって来るみたいで。
他の事に頭を切り替えようと、あたしはその場しのぎの行動に走ってしまうのだった。


此方は多分、短編になります。
前回もそんなに、長くなる予定は無しでしたんで。
あれは想定外でした💦💦。
穏やかな二人を書きたいなあ。
司はこの後から出て来るので、つかつくです。
変わり種つかつく?を、宜しくお願い致します。


ウチのサイト、Googleに依ると『花男なのに、CP無し』らしい。
一応、有るんけどなあ。


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