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2018.09.09
嫁ぐ前に〜39〜
「何で羨ましいって思ったんだ?つくし」
訝しむ司を傍目に、つくしは少し離れた所へてくてくと歩くも。
目前の石に足を取られて、転倒するも司に腕を引っ張られた弾みに小さく呟いた。
「痛ったいよぉ・・」
「オレの心臓の痛みよりは、マシってもんだろ」
「あたしね、あの頃類に振られたのよ」
「まさか、類に未練有るとか。今更・・・」
「だからっ、今は無いよ。ハッキリ言われたし、珠にあの頃を思い事はあっても。良い思い出だし、類とは友達付き合い・・・出来るし」
「お前は考え・・・過ぎんだよ。しっかし、今更類の事思い出すとか言われちまうのもな」
つくしは大きな瞳を潤ませ、俯いていた。
「そんなのも、つくし・・・だな。相変わらずキョトキョトすんじゃねえか」
「ごめんなさい。あたし、やっぱり嫌な女だもん。浅井達の事、言えたもんじゃ・・・ないよ」
「浅井・・・?」
「あたしの学年で、玉の輿を狙ってた女の子達の集団」
「そいつらに色々されたのか?」
「されなかった・・・と、言えば嘘。でも、何処にでも居るもの。そういう人達は」
「辛くなかったか?結構色々ヤられたんじゃねえのか?」
つくしは首を振るばかりだ。
「あたしには何時も友達が居たから。類や西門さん、美作さん。桜子に和也君。滋さんとも出会えたし、その縁から優紀が西門さんと結婚したしね」
司は溜め息を付くと、つくしの頭をグシャグシャにする。
「セットしてくれた・・・のに」
「るッせえよ。只でさえ、男の目に止まってキョトる奴が・・・」
「はぁ?あんたね・・・」
「オレはお前以外の女は要らねえ」
「あんたに言われたい人は、きっと世界中に居るよ。あたしじゃなくて・・あんたを好きな人と幸せに・・・」
「オレが幸せになれんのも、してえのもつくしだけだ。それは此れからも変わらねえ」
「あたしは、あんたに嫌な事を散々言って来た女だよ。あたしじゃなくても、あんたには相応しい人・・・居るじゃん。滋さんやあんたの世界に、探せば・・・幾らでも」
強がって必死に反対の事ばかり、必死に叫ぶ。
それが逆に痛々しいし、何で素直に言えないのか。
「良い加減にしろ・・・お前は、本気で怒らせたいのか」
つくしの顔を引き上げると、つくしは目を固く瞑りながら涙声で泣いている。
「嫌・・・ダよぉ。あたしは・・・一人はもう・・・嫌だ」
「どうしてそれが、言えねえんだ。オレはそんなに、頼りねえか?」
頼りたくても、自分にはそれが出来ないから。
それが牧野つくしなのであった。
短めでスミマセン。
いよいよ、ラストでございます。
大変なスランプと体調不良で、苦しみました。
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目前の石に足を取られて、転倒するも司に腕を引っ張られた弾みに小さく呟いた。
「痛ったいよぉ・・」
「オレの心臓の痛みよりは、マシってもんだろ」
「あたしね、あの頃類に振られたのよ」
「まさか、類に未練有るとか。今更・・・」
「だからっ、今は無いよ。ハッキリ言われたし、珠にあの頃を思い事はあっても。良い思い出だし、類とは友達付き合い・・・出来るし」
「お前は考え・・・過ぎんだよ。しっかし、今更類の事思い出すとか言われちまうのもな」
つくしは大きな瞳を潤ませ、俯いていた。
「そんなのも、つくし・・・だな。相変わらずキョトキョトすんじゃねえか」
「ごめんなさい。あたし、やっぱり嫌な女だもん。浅井達の事、言えたもんじゃ・・・ないよ」
「浅井・・・?」
「あたしの学年で、玉の輿を狙ってた女の子達の集団」
「そいつらに色々されたのか?」
「されなかった・・・と、言えば嘘。でも、何処にでも居るもの。そういう人達は」
「辛くなかったか?結構色々ヤられたんじゃねえのか?」
つくしは首を振るばかりだ。
「あたしには何時も友達が居たから。類や西門さん、美作さん。桜子に和也君。滋さんとも出会えたし、その縁から優紀が西門さんと結婚したしね」
司は溜め息を付くと、つくしの頭をグシャグシャにする。
「セットしてくれた・・・のに」
「るッせえよ。只でさえ、男の目に止まってキョトる奴が・・・」
「はぁ?あんたね・・・」
「オレはお前以外の女は要らねえ」
「あんたに言われたい人は、きっと世界中に居るよ。あたしじゃなくて・・あんたを好きな人と幸せに・・・」
「オレが幸せになれんのも、してえのもつくしだけだ。それは此れからも変わらねえ」
「あたしは、あんたに嫌な事を散々言って来た女だよ。あたしじゃなくても、あんたには相応しい人・・・居るじゃん。滋さんやあんたの世界に、探せば・・・幾らでも」
強がって必死に反対の事ばかり、必死に叫ぶ。
それが逆に痛々しいし、何で素直に言えないのか。
「良い加減にしろ・・・お前は、本気で怒らせたいのか」
つくしの顔を引き上げると、つくしは目を固く瞑りながら涙声で泣いている。
「嫌・・・ダよぉ。あたしは・・・一人はもう・・・嫌だ」
「どうしてそれが、言えねえんだ。オレはそんなに、頼りねえか?」
頼りたくても、自分にはそれが出来ないから。
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