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道明寺奥の院・龍泉庵

花より男子のブログになります。一部のお話はブロ友様のみの公開です。一部記事にパス掛けてますので、ご了承下さい。

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君と過ごした日々〜2〜

今晩、電車を乗り継いで、バ○タ新宿へ到着する。
早速彩子から貰った毛糸の帽子を被り、丸い眼鏡を掛けている。
傍目に見れば少年が、一人旅をするようにも見える。
「やっぱ、寒い。切り過ぎたかなあ・・。でも、きっと又切りたくなるかも」



美容室を出た後に、アパート前に立っていたのは滋だった。

「つくし?だよね?」
「滋さん、どうしたの」
印象がガラリと変わったつくしを見ながら、滋は不安げに聞いて来た。
「水くさいよ。滋ちゃんに黙って行こうとするなんて」
力強くハグをする滋のパワフルさが、普段は苦しいと喚くのだが。
今はそれが、逆に有難たかった。
「ごめんね、皆に黙って行くつもりは・・」
こっそり行こうと考えてたが、滋の顔を見たらつくしは一頻り泣きじゃくったのだった。
「つくしぃ、滋ちゃんに甘えちゃいなよっ」
流石にそれは、つくしには出来ないから困るのではあるが。




「それにしても、つくしじゃないみたいだからさ」
「あはは、驚かせてごめんね」
つくしは鍵をガチャガチャ開けながら、滋を部屋に案内した。
「散らかって、狭いけど入って。」
大富豪のお嬢様に、見せられる室内ではない部屋であるが。



「片付けたら、引き払うんだ」
つくしはマグカップに、珈琲を注いで滋の前に置いた。
「後で桜子と、優紀ちゃんも来るよ」
「そう・・・って、優紀は京都から?」
つくしの親友である優紀は、西門総二郎と祝言を挙げ京都に在住である。
去年、男児を出産したばかりだ。
「つくしの旅立ちを、見たいんだって」
つくしは自分が知らないうちに、強くなった親友を誇りに思ったのだったが。
「逆に近くなるんだけどな?」

断捨離をこっそり決めて、気合いを入れて美容室に向かったつくしだったが。
聞けば滋達にはバレていたと言うから、つくしには苦笑いしかなかった。
「じゃないかと思ったよ。桜子は優紀ちゃんを東京駅で待ち合わせてから来るって。店行くよー」
滋付きのSPも、背後から伺うように挨拶をしている。



車中で、信号待ちの中。
「来週なんだ、司の結婚式」
「相手の方は?」
「ドイツ人貴族のお嬢様だって。確か、SNSで拡散されてたような?」

つくしは道明寺HDのHPに、掲載されている女性の写真に息を潜めた。
「あたしの婚約がなかったら、とっくにつくし達は幸せ掴んでたかも・・・」
「それは言わないでよ。滋さん、もう時効だよ」
「本当に?あたし、引っ掛かってたから・・」
メールの着信を告げる、ドラマのテーマソングが流れると互いを見ながら二人は笑ったのだった。


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Author:悠香
花より男子の二次を書いています。
CPはつかつくか、総優の二刀流であります。
一部のお話には、パスワードを掛けてあります。
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