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道明寺奥の院・龍泉庵

花より男子のブログになります。一部のお話はブロ友様のみの公開です。一部記事にパス掛けてますので、ご了承下さい。

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君と過ごした日々〜5〜

『道明寺HD』のメインホールでは、盛大な『婚約記者会見』が開かれようとしていた。

相手はヨーロッパ貴族で、ハプスブルグ王朝から英国王室に繋がる由緒正しきドイツ貴族の娘。
家柄は申し分の無き、現在はスイ○銀行に勤めるマリアナで有る。
日本の皇室とも交流が有り、西門総二郎とも顔見知りの高貴な女性だ。
「ツカサ、貴方に相応しい・・妻になりますわ」
と、言われたが肝心の司は無表情を崩さない。

自分の家柄の犠牲になった、つくしを片時も忘れられない司。

世界各国から記者やプレスが押し掛け、その模様はネット中継される中で司は『それで道明寺HDのビジネスに繋がるならば』と言い放つ。
元々望んで結婚する訳ではない。

父親が闘病の末に他界し、母の楓が必死に会社を回して来たのだ。
しかし姉でもある椿の義兄が、ホテル業で多額の投資に失敗し資金を焦げ付かせた。
ヨーロッパの事業も、思った成果を出せず『道明寺HD』は窮地に陥った。

東京の邸は敷地の一部を、売却しようとも持ち上がっている。

株主からも批判が上がり、楓が退陣する代わりに司は次期総帥になる。
総帥夫人として、矢が立ったのがマリアナだった。

ハプスブルグのネームバリューは今も絶大で、株主達と楓や道明寺の取締役会では満場一致となった。

司は満場一致しようが、その瞬間から心は凍り付いていた。
つくしと別れたくはなかった・・が、力の無い自分はヒモと変わらない物だ。

ヒモ以下のクズと、司は思っている。
生まれながらの御曹司で、金は腐る程持ち合わせていても。


マリアナは結婚出来る事に、勝利者として各国関係者から祝福されている。
『ツカサを愛してる』と言われた瞬間、司は虫酸が走る程に強張る。
その台詞はつくし以外の人間からは、受け付けない。

「素敵な夫婦になれます事でしょう」
関係者代表が二人を祝福し、フラッシュを浴びせかけるも。

こんな茶番劇なら、普段のパーティーで沢山だ。
司の母はともかくも、道明寺HDの重鎮や株主達はホクホクしてるのだろう。



会見は終了したが、司は席を外そうとする。
「妻となる私を労ってはくれませんの?」
「気色悪い女に、何が妻だ?パーティーでチヤホヤされたいのか?道明寺の金目当てか?」
「世間体を甘く見ない事ですわよ」
其所へ秘書の西田が、無表情で司の前に頭を下げている。
「司様、マリアナ様。ご婚約、おめでとうございます」

「西田、寝言は寝てからだ」
「一般論を述べておりますが。それよりも、ウクライナのインフラ案件に関する・・・」

司の足は西田と直ぐに部屋を後にしようとするのを、マリアナは静止しようとする。


司がマリアナに投げたのは、およそ婚約者とは思えない物だった。
「オレは演じてるだけなのを忘れんな」

司は急いで窮屈な衣装を脱ぎ、経営者として最前線に向かって行く。

どんな美しい女性を宛がわれようと、つくし以外の女は木偶の棒にしかなれないのである。

その後のレセプションで、マリアナは沢山のフラッシュを浴び優越感に浸っていた。
『ツカサはあたくしが振り向かせてみせるわ』
会場が氷上の世界に包まれ、アイスダンスを演じる未来の妻だった。



爆睡してた上に、昨日下書きしてたんと違うお話でパニックでした😫。



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Author:悠香
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CPはつかつくか、総優の二刀流であります。
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