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道明寺奥の院・龍泉庵

花より男子のブログになります。一部のお話はブロ友様のみの公開です。一部記事にパス掛けてますので、ご了承下さい。

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君と過ごした日々〜9〜

そのつくし達であるが。
バスは少し遅れて、N市の降車専用場に到着していた。
あちこちから、バタバタと荷物をまとめたり人の息使いや話し声が聞こえている。
「ん〜・・」
結局、浅い眠りにすらたどり着けなかったつくし。
体の節々が痛くなり、首がコリコリと音がする。

冬に近くったからか日照時間が短くなり、車内は暖房が聞いてるとはいえ肌寒い。
「おはよう、つくしちゃん」
「環さん、はようございます」
「とりあえず、荷物は少ないかな?」
つくしは学生時代に、椿から頂いたブランドのキャリーバッグとボストンバッグ(雑誌の付録)を持参している。
キャリーバッグは、トランクから下ろして貰った。
ボストンバッグには、化粧品と貴重品。
携帯の番号は既に、司の番号を消去した。
通話履歴とメールやLINEのやり取りは、残してある。
リセットが出来ない自分は、まだまだ未練が有るのか。
しかし今日の午前中から、結婚式が敢行される。
つくしはその現実に向き合いながら、司の事もリセットする。
ガラガラ音を立てながら、目的地を環に付いて歩く。
複合ビルの集団が姿を表し、近くには巨大なステーションと高層ホテルや商業施設や老舗デパート。
「このエレベーターに、乗るわ・・・と思ったけど」
目当ての建物前には、沢山の同業者の群れ。
つくし達は見るなり、げんなりしている。
「参ったなあ。あ・・・そうだ、今日はあれだったわ」
「あれ・・・?」
「コスプレイベントとアイドルのコンサートが、開かれるのよ。だから、大挙して押し寄せてるの」
バスはディズニー帰りの客も居たが、乗車していた客は若い女性の集団も見えたのだ。
女性専用車でもあったが、それにしては若い女性の率が何時も以上だった。
「困っちゃったわねえ、近くのマ◯ドはしんどいかも」
環は肩にぶら下げていた、ダークネイビーのトートバッグから、スマホを取り出した。
「和樹。悪いけど、N市駅迄迎えに来てくれるかな?」
つくしはプルプルと首を振るが。
「遠慮しないで、ダンナだから」
「でも」
「経営者ってさ。頭せっかちなだけでは、やっていけないものよ」
環はニッコリと笑いながら、スマホの電源を落とす。
考えたらかつての仲間達は、予測不可能だった事を思い出したつくし。
最たる例は滋であるが、そんなフリーダムな彼女に助けられて来た事を今更ながら有り難く感じた。

が、つくしは体を震わせている。
朝方の冷え込みと心労が祟ったのか、環がつくしの額に触れてみると。
つくしの額からは発熱なのか!赤みと汗が滲んでいた。
体から力が抜け、蹲りながら車の到着をその場で待つばかりだった。



『ホテルメープル東京』では、世紀の結婚披露宴の式典が行われるその日。
街中で祝砲が鳴り響き、形ばかりは祝祭ムードに包まれている。
しかし心から祝福しようとする者は、皆無であった。
つくしは祝福したいと思ったが、正反対の心に心身のバランスを崩そうとしていた。

『道明寺・・・幸せに・・・してあげれなくて・・・』
つくしは意識を失い、車が到着するや後部座席に横たえられたのだった。



又しても爆睡😪💣💤してました。
楽しみにして下さる読者様(←居るのか?)には、申し訳ございません。



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  • posted by  
  •  
  • 2018.12/12 08:13分 
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  • [Res]

>ch◯◯o様 

歴代のお話で、一番最弱なつくしかもしれません。

雑草魂で頑張ってやっと結ばれる、と信じた矢先。
功徳を積んでも、摘まれてしまう理不尽さ。
現実は理不尽さも、有りますが。
それを乗り越えて、幸せになって欲しいと願うばかりです。

嬉しいお言葉有り難うございます(;_;)。
  • posted by 悠香 
  • URL 
  • 2018.12/12 17:57分 
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Author:悠香
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