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道明寺奥の院・龍泉庵

花より男子のブログになります。一部のお話はブロ友様のみの公開です。一部記事にパス掛けてますので、ご了承下さい。

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君と過ごした日々〜11〜

茶番な披露宴に同席させられている?、面子は心中最悪だ。
本来結婚式や披露宴とは、祝福に満ちた人生の門出であり晴れの舞台な場所の筈である。
しかし表向きは笑みで拍手を打ち、披露宴は粛々と進行するも。
バンケットの接待係や、ホテルの支配人が慌ただしく動いてるばかりで。
類達の席はまるで、お通夜に包まれている位に静かだ。
滋ですら水にしか口を付けず、テーブルに飾られている『友人席』の看板を睨み付けているばかりだ。
桜子「幾つかのお式に参加してるけど、今迄の中で一番参加する気力が湧かない結婚式ですね」
滋「つくしだったら、あたしは心から祝福するよっ。あんな女なら、あたしの方・・・」

と、チラりと優紀を見やると。
優紀「滋さんもそう思いますよね。これ程しんどいんて」
目からは大粒の涙が、落ちそうになる。
テーブルに付いた小さな手に、総二郎の手が添えられる。
総二郎「落ち着いてな」
あきら「腹立たしいつうか。何かすっげぇ、バカにされてる感じしかしねえのよ」

自分達もジュニアである。
何れは政略結婚しか、ないと思って意気がって生きて来た。
当たり前に堕落した生き方で、金に物を言わせる事でしか手段を知らなかった。
その彼らに体当たりで、小さな体の女がぶつかって来た。
「あんた達にはそれしか出来ないの?自分で稼いだ訳でも、した事もない癖に。みっともないよ」

お金を持ってなくて、苦労ばかりしていたつくしに。
世界中の女が憧れる男と結ばれ、ようやく苦労が報われる筈だったのに。


横からかっさらわれて、静かに別れを決意する事になるとは。


司と類以外の二人は、つくしと仲良しだった親友二人と契りを結んだ。
優紀と桜子は、つくしに感謝をしているのだ。
桜子「あたくしも優紀さんも、先輩がいなければ結婚はしていなかったです」
優紀「私もつくしがいてくれたから、此処に来れてます。つくしでない事が・・・残念です」


滋「滋ちゃんもさ、政略結婚当たり前に生きて来たよ。でもそれじゃ、逃げるのと一緒なんだよ」
何とかしたい気持ちは、山々であるのだ。
彼らが腹立たしくなる一辺倒の会場では、新郎新婦の花束贈呈なるヤラセが行われている。
類「司、イヤイヤなのバレてるよ」
だな、と彼らは頷きながら一足早くに退くと。
メープルから、目と鼻の先に有るリゾートホテルへ移動して焼け酒の酒盛りを始めたのだった。


類「何か波乱が有りそうな気がする」

何かを確信している類だった。
つくしの身に、何も起きていない事を願うばかりだった。




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Author:悠香
花より男子の二次を書いています。
CPはつかつくか、総優の二刀流であります。
一部のお話には、パスワードを掛けてあります。
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