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道明寺奥の院・龍泉庵

花より男子のブログになります。一部のお話はブロ友様のみの公開です。一部記事にパス掛けてますので、ご了承下さい。

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君と過ごした日々〜19〜

F4の幻影が消え失せ、白い天井と薬品とアルコールの混じった臭い。
あちこち動かそうにも、頭が割れる寸前位に痛い。
弱々しい声で「あたし此方にどうして」と呟くも。
総一郎と看護士の美和が、診察器具を持参した。
美和はつくしの額に触れている。

総一郎「つくしちゃん、気が付いた?」
美和「牧野さん、ずっと寝てましたね。気分はどうですか?」
立て続けの質問につくしは、目を閉じたり開いたりで反応を示した。
美和「付き添いの二人が、ずっと心配してくれてたみたいですね」
総一郎「久しぶりにつくしちゃんに、会ったらまさか患者さんとはね」
つくしは口元で笑っている。
小声ながら総一郎に、「有り難う」と呟く口ぶり。
総一郎「総二郎と優紀ちゃんの、式以来だから。3年ぶりか?」
瞼を閉じたり開いたりを繰り返すつくし。
美和「お二方を呼んでも良い?」
再度聞かれてつくしは涙を浮かべた。
総一郎「簡単に検診させてくれるかな?」
一連の治療を受けてから、二人がベッドの周りにやって来た。
環「つくしさん、心配したわよ。無理させちゃったみたいで、ゴメンなさいね」
つくしは小さくか細い声で「有り難う」と、何度も口を動かす。
総一郎「もう数日したら、起きたりも出来るから」
つくしは大きな瞳を輝かせた。
彼らの姿が光に吸い込まれる様に溶けて行く時。
つくしは『きっと何時か司に会える』と、幻影に見た彼の姿を瞳のフィルターに焼き付けた。



数日後。つくしの診察が終わり、美和がつくしに訪ねた。

最初の頃よりは熱も下がり、気分も当初よりは良くなったつくし。
美和「つくしさん、外に出てみる?」
つくし「シャワー浴びたいです、埃っぽいし。痒くて」
美和「あ・・・・そうだったね」
早朝につくしは運ばれてから、シャワーを浴びるどころか身体を拭く事も出来てなかった。
が、考えてみると此処は小さな病院みたいなものだ。
入浴施設は有るには有るが、何分F4や滋達との感覚に慣れてしまっているつくし。
自分で言葉にしたのは、間違いと思ったつくしである。
総一郎「つくしちゃん、近くの桃ノ園病院に転院する?」
つくし「桃ノ園って、この近くのですか?」
総一郎「此処から車で15分位の場所。完全看護だし、桃ノ園学院の系列病院。オレも其所の勤務医だから」
つくし「あたしそんな入院費なんか・・・」
総一郎「心配ご無用。西門と美作に花沢の連名で、特別室入院の依頼来た」
当面の入院費用は、大河原から既に金額が振り込まれた上に寄付金付きと言うからやはり友人達は只者ではない。
つくし「普通の大部屋で良いですし。そもそも、特別室とかあり得ないでしょ」
と、一気に話をしたら息切れして突っ伏すつくし。
総一郎「それは、らしいけどな」
つくし「金持ちの考え・・分かんない」
総一郎「気持ちだろうよ。つくしちゃん、を大切に思うあいつらの。最高の仲間だな」
つくし「でも」


類「受けてやって、牧野」
つくし「えっ・・・・ちょっ」
突然の類の登場に、つくしは驚きしかなかった。

本日も有り難うございます。
爆睡してまして、更新遅くなりました。




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Author:悠香
花より男子の二次を書いています。
CPはつかつくか、総優の二刀流であります。
一部のお話には、パスワードを掛けてあります。
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