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道明寺奥の院・龍泉庵

花より男子のブログになります。一部のお話はブロ友様のみの公開です。一部記事にパス掛けてますので、ご了承下さい。

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敵は本能にあり〜3〜

年末に司と会えなくなってから、つくしは何度も習性の刷り込みの如く繰り返す行動が有る。
司の触れた唇に指でなぞる、一見危ない人間に近い行動に見えなくもない。
ムートンブーツを引き摺りながら、立ち止まっては触れる。
未練がましいのか、危ない人間なのか。
つくしはあの晩司が切なそうに、衝動を抑えながらつくしとキスを交わした事。
当然覚悟もしていたし、実は勝負下着を履いていたのは今更ではある。
ガーターベルトは流石に、桜子から勧められてもつくしには無理だったが。
Tバックに近い下着で、司に食される準備をしていたいとは口が裂けても言えない。
無情にも司はNYに連行され、つくしは放置プレイで暫く部屋に放置される有り様。
仕方ないかあと思いながらも、寂しさを覚えていた自覚もあった。
「あんたは経営者。あたしは庶民だから、自由なんだよね」
とって付けた理屈で、つくしの足は新年会に向かっている。
職場の新年会は、毎年恒例のよくある飲み会なれど。
新年会でのビンゴ大会が、毎回盛り上がる。
景品の良し悪しもだが、さりげないイベントでカップルが成立するアピールの機会も有るのだ。
つくしは景品と、取れたての産地直送の魚介類を食べられる醍醐味で行ってるようなものだ。
司に言わせれば『こんな怪しい食材を出す店はおかしい』となるだろう。
食材どころか、男に会いに行くんだろうと始まって本末転倒に違いない。
大抵は司の嫉妬で、つくしが飲み会に出たり食事に行くのも大変な事なのだ。
『あたしはあんただけだよ』と言っても、信用して貰えるかは怪しい。
去年の忘年会でも散々揉めて、巻き込まれた相手には翌日謝罪行脚な日々もあった。
つくしは小さな会社で、派遣社員から契約社員に昇格した稀有な人間でもあった。
司が自分の会社に就職を斡旋しようとしたが、つくしはF4と滋絡みは断りたいと条件を突き付けた。
『迷惑を掛けたくないのと、真面目に試験を受けて入社する方の身にもなってと』
司は当然暴れたし、あきらや総二郎には散々愚痴られたのは言う迄もない。
それ以上に類から、小言を言われた事の方がにはつくしには堪えたのである。
「あ、大変。時間過ぎちゃう」
あと少し・・・集合時間には、間に合わせよ・・・と気が急かすも天候が晴天ではない事をつくしは忘れている。
「キャッ」
ムートンブーツで足を滑らせ、しりもちを付く寸前でつくしは腕を引っ張られて体制を保つ。
「相変わらずそそっかしいな牧野は」
懐かしい声に、つくしは大きな目を瞬きしながら幾分高い目線を眺めるのだった。


その頃司と西田達を乗せた飛行機は、乱気流に巻き込まれ機体がグラグラと揺れ出していた。

如何な理由と申せ、愛する女を放置した事へ罰する意味合いなのか司への新たな試練なのか。
神に愛されし美貌の持ち主は、つくし欠乏症と併せて最大級のイライラを発散しているのだった。
飛行機はひたすら左右に揺れを、繰り返すばかりだった。


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Author:悠香
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