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リュウは踞くまりながら、つくしの元に寄ろうとした所で司からの強烈な一撃を喰らった。
リュウ「ってえ、何しやがる」
司「つくしに触れようとは、身の程知らずって奴だ」
リュウ「お前が言うんじゃねえ。つくしはオレが守ってやんだ」
リュウは顔をしかめながら、匍匐前進してでも向かおうとするも。
司の一撃が余程重かったのか、口から血を吐き出す。

通り掛かった和也が、血相を変えてリュウの肩に手を回そうとするも。
司に睨み付けられ、和也は一瞬たじろぎそうになる。
司「チビがガキを助けんのは、滑稽ってもんだな」
邪悪なバリトンボイスで、嘲笑う司。
和也「笑うんなら笑ってろ。つくしちゃんを、突き落としといてる道明寺が笑えんだ」
司「悪あがきは止めんだな、つくしはオレだけの女だ」
司は愛しの女に向かって、長い足で優雅に近づいて行く。

リュウ「和也?」
和也「道明寺はリュウが、勝てる相手なんかじゃない。だからと言って、やれたらやり返すんだっ。倍返しするんだよ」
リュウ「おまえ・・良い奴だな」
和也「オレが年上なのに・・・」
リュウ「つくしを助けんだ」
和也「当たり前だ。ヤられっぱなしは、むかつく」

二人はつくしの身を案じて、和也が再びリュウの肩を抱える。
リュウは『チキショー』と呟く。

『はん?ガキがなめた真似してくれんじゃねえか。オレの女に手を出すとはな』
司は2人の言動分も纏めて、つくしの身体で返して貰うと不埒な考えを妄想していた。


つくしはその場に置かれた、鏡やら皿等で料理やらワイン等を必死で避けていた。
女達の怨みを浴びせかけられ、ドレスもドロドロで結い上げた髪も解かれたのかお岩さんな容姿だ。
浅井「牧野さんには、此れがぴったりなのよ。身の程知らずが、パーティードレスで道明寺様の婚約者ですって」
鮎原「あたし達が苦労して来たのを、横からかっさらう溝ねずみ」
女A「司様迄、庶民の顔した性悪女に取られるなんて」
狂暴化した女性集団は遂に、つくしの顔目掛けてカクテルグラスが飛んで来た。

つくしは目を瞑ったが、そのカクテルグラスはつくしの右手に当たって砕け散る。
つくし「痛い」
司が急ぎつくしに駆け寄ろうとしたが。
和也とリュウが、つくしの前に体でバリケードを作る。
二人「「つくし(ちゃん)」」
つくし「痛いよぉ〜」
ポタポタと血が流れ出して、血痕になる床。
口々に『貴女が身の程知らずなのが悪いのよ』と、車に乗り込んで逃亡する者。

『庶民は庶民らしく、小銭でも稼ぎなさい』と言い出して、走り去る者。
風の如く女性達は、全員退散してしまっていた。

和也とリュウを長い足で踏みつけ、愛しいつくしの元に向かった司。
自分の愛しい女に触れようと・・・する。
その行動につくしは、遂に堪忍袋が切れた。
自分を守ろうとしてくれた、和也とリュウをも傷付けた事。
つくし「あたしの友達を、此れ以上傷付けるのは許さないっ」
右手からは血が止まらないが、つくしは渾身の一撃をその完璧に整ったすまし顔にアッパーを叩き込んだ。



梅は咲き始める予兆を示している。
ガーデンブッフェからの生暖かい風は、嵐の前兆を知らせていたのだと。






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