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運転手の柳田は、運転手としては『新入社員』並みのレベルだが。
『道明寺家』では古参の使用人である。
司と楓の二人に仕え、司が生まれた頃は一時期『世話役』として学園にも鞄持ちで通った時期もあるのだ。
西田と役を交代してからは、邸の使用人を管理し『メイド』達と楓の繋ぎ役を果たしている。

当然ながら、運転手は殆どした事はない。
車を珠に運転するレベルだが、今流行りの『ブレーキアクセル間違い』だけはしないゴールド免許なのだ。

その柳田は、学生時代の司とつくしの恋愛を見守っていた。
当然ながら、楓の妨害工作も知っている。

司がキレる事は、長年道明寺家に仕える使用人達は殆どが知り尽くしている。

つくし以外の女性ならば、道明寺家は後継者が跡絶えてしまう。
姉の養子を向かえる選択を、考えつつも。

柳田は車から下車し、倒れていた女性を発見した。
司は運転手でありながら、土地勘に明るくなく高齢の柳田に舌打ちする。

年寄りを労れと、世間は言うが。
いざ年寄りを見るなり、電車の席を譲ろうとすれば『年寄り扱いするでない』と怒るから腹が立つのだ。

柳田は道明寺家の将来を、憂慮している。
楓と司が、犬猿に近い位に仲が悪い。
何でもビジネスと『政略結婚』で済ませ、つくしの様な得体の知れない女は血縁に入れないと断固阻止の楓。
つくし以外との女は、結婚も付き合いも拒否な司。

姉の椿やタマはつくしの本質を、理解していてもだ。

司はつくしの本質と、自分を御曹司扱いしない事が嬉しかった。

人の顔を見れば、ブランドに媚びる女狐達はもうウンザリなのだ。

司と食卓を囲みたいと願うつくしに、司は小さな願いを叶えたくなった。

邸のシェフが作る、マニュアル形式な食事もつくしとなら旨そうに見える。

つくしはホテルだろうが、居酒屋のメニューでも『一緒に食べてみたい』と思った唯一無二の女。

そのつくしが路上で、行きずり状態で倒れていた事が柳田は不安に感じたのだ。

司が傍若無人な人間に、逆戻りするのではないかと。
二度と過ちは繰り返してはならない、楓が道明寺を守る事にご執心ならば。

古参の使用人は、主人を正しき道に戻すべく努力を怠らないのだ。
司は此れからの道明寺に、なくてはならない。
司を支えるのは、仕事面は西田であり。
プライベートは、牧野つくしなのだ。

つくし以外の欲まみれな女狐達は、道明寺に群がる化け物や災いを呼び込むだけだ。

全ての悪行から、司を守り浄化するにはつくしの真心と存在だけなのである。

つくしの料理は司のピンチと、スランプを救う唯一の道でもあった。

彼の願いは二人に、自分が亡き後の道明寺を盛り上げて欲しい。

楓の捩じ曲がった心も、洗脳から解いてくれる事。

つくしは道明寺の救世主、になりうると一人の運転手は信じて止まない。



本日は趣向を変えた目線で、アップしてみました。

何時も起こし頂きまして、有難うございます。








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