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小さい時、つくしが住んでいた県の博物館に『源氏物語の世界と雛人形』なる展示を家族で見に行った時であった。
お内裏様の顔が、当時の進によく似ていて評判になったと言うのだ。
当時の館内スタッフからも口々に、『お内裏様が歩いているよ』と言われたもので。
当然だが、良い感触には取れなかった。
お内裏様の隣には、お雛様が鎮座してるのだが。
つくしはお雛様どころか、全く似てもいなかったからだ。
進はお内裏様どころか、『勇敢な武将』になりたかった。
勉強は出来るも、運動はからきしダメで小さい頃から病気がちだからだ。
『和歌も読めるし、キレイな着物着れるんだよ。おいしいご馳走もいっぱいだよお』と姉はそれを、強調するものの。


進「そんなんばっかり言われたら、イヤになるよ」
るい「何かさ、進の気持ち分かるな」
進「るいくん、姉ちゃんの雛祭りって。ごちそうと雛人形かなあ?」
滋「進君だっけ?そういうのキライ?」
進「あんまし興味は無いかも」
姉とは違って、妙に冷めている進である。
るい「変なところ、つくしはエゴだよなあ」
つかさ「オレがつくしのお代官様になるんだっ」
るい&つくし&椿「「「つかさは、おバカを直すのが先でしょう(だろうよ)」」」


そんなつくしは梅の香りに包まれた、甘いケーキに舌を打っている。
シェフお手製のスイーツに、目をキラキラさせてハートマークも飛び交っている。
つくし「うわぁー、ケーキだあ。美味しい、良い匂いだねえ」
椿「あらあ、つくしちゃん。そんなに食べたかったの?」
ワゴンで運ばれて来る匂いに包まれ、つくしは既に嬉しそうだ。
つくし「うん、ケーキ大好きだよお」
椿「つくしちゃんが食べてくれるから、シェフも腕によりをかけてくれるみたい」
つくし「シェフのおじちゃんに、ありがとしなくちゃ」
椿「まぁ、シェフが心から喜ぶわ」
つかさ「オレには言わないのかよっ」
つくし「なにを?」
つかさ「オレがつくしのそばにいてやってんのに」
つくし「つかさはなにをいってんの?」
椿「あんたはこれ以上喋らないで、部屋に戻りなさいっ」
つくしから引き剥がされ、納屋に軟禁となったつかさである。
納屋はつくしが来る前に又しても廃棄物で溢れ返り、使用人が掃除にてんてこまいだったのは言う迄もない。

ひな祭りのイベントは仕切り直され、女の子とるいや進はケーキを食べたり白酒を飲んで一時を楽しんだ。


つくしはオーバーオールのポケットに、飴玉を入れてつかさの軟禁されている?納屋に行った。
タマがポケットから、鍵を取り出して・・・。
『坊っちゃんのお守りを頼むよ』
つくし「つかさ、はいるよぉ」
シーンと鎮まり返る部屋には、誰も居ない。
つくしは忍び足で、ちょこちょことやってくる。
「だれもいませ・・・むぐぐっ」
つくしの口を抑えると、ベッドに二人はダイブした。
「もぉ・・びっくりしたじゃんっ」
拗ねた口調で、つくしを睨むつかさ。
「ひな祭り、楽しかったか?」
「うんっ。女の子でよかった、ひなあられもケーキもね・・おいしいんだもんっ」
「オレはつくしとだけで、したかったのにな」
つかさはひな祭りだろうが、何だろうとつくしと一緒にいたいだけなのである。
つくしの唇には、生クリームの食べた跡が付いている。
その甘さと匂いに釣られたのか、つかさはそのクリームを舌でペロッと舐めてしまう。
真っ赤でパニックになるつくし。
「な・・・なにするのよぉ‼」
「あまいな。クリームっつうんは」
(誤解の無いようにですが、Rの話しではありません)
オーバーオールの服を震わして、つくしの体は固くなる。
「つくしはオレのおひなさまだからなっ。ぜーったいにだぞっ。おとなになったら、きせてやるんだ」
つかさは小さいつくしの体にしがみつく。
「おぼえてるかなあ~。あたし、ケーキたべたいなぁ」
「今度はさくらのケーキ、たべたいっ」


今のつくしにはつかさよりも、ケーキとスイーツに釣られてしまう悲しい性。
つかさの願いが何時叶うのかは、二人の想い次第・・・・かも。
おしまい

雛祭りのイメージから、書いてみましたが。
『何処がだ、コラ』等、皆様の苦情が聞こえて来そうです(笑)。

文章だけは、成長無くてスミマセン。
又、普通の連載に戻ります‼
読んで頂きまして、有り難うございました。


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